大河に人気芸人2人を大抜てき!ロバート秋山&はんにゃ.金田「光る君へ」初出演

[ 2023年3月20日 12:26 ]

NHK大河ドラマ「光る君へ」に出演する(左から)「ロバート」秋山竜次、「はんにゃ.」の金田哲
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 女優の吉高由里子(34)が主演し、主人公・紫式部役を演じる来年2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」に、お笑いコンビ「ロバート」の秋山竜次(44)とお笑いコンビ「はんにゃ.」の金田哲(37)が出演することが20日、同局のドラマ公式ツイッターで発表された。2人は大河初出演。

 秋山は、藤原実資(さねすけ)役に抜てき。実資は藤原小野宮流の当主。有職故実(政治や儀式のしきたり)に詳しく学識がある。正義と筋道を重んじると同時に、プライドが高い頑固者。俳優の柄本佑が演じる藤原道長にとっては尊敬しつつも煙たい存在。架空の人物をコスプレで演じる人気企画「クリエイターズ・ファイル」でも異彩を放つ秋山の演技が話題になりそうだ。

 金田は藤原斉信(ただのぶ)役で出演。斉信は道長(柄本佑)、公任(きんとう、町田啓太)とともに青春時代を過ごす。道長の長兄・道隆(井浦新)のもとに仕えるも、道長が出世しはじめると、変わり身の早さを見せ、腹心として地位を築いていく。清少納言とも交流を持つ人物。

 秋山は実資の印象を「個人的に実資さんは歴史の授業でも習った記憶がなく、ネタでもやったことがありません。ですが藤原道長さんの先輩にあたり、大変ユニークでなかなかやり手な方だったと聞いてワクワクしています」とコメント。「僕に実資さんが務まるのか心配ですが一生懸命やらせていただきます。コントキャラみたいになっちゃわないか心配ですが」と冗談を交えて期待感を明かした。大河初出演について「出られてめちゃくちゃうれしいです。大河ドラマの思い出は小学生のときに初めて爺ちゃんと毎週毎週楽しみに見ていた、中井貴一さんの武田信玄です。この姿を登一(祖父)に見せたかったです」と感激。「コント番組で昔の格好をすることはありますが、大河のような本格的なセット、衣装、かつら、作法など初めてだらけです。そうそうたる俳優陣の皆様の足を引っ張って邪魔しないようがんばります。ただ緊張しないためにもオモシロ髭(ひげ)くらい書いて挑んでもオッケーにしていただきたいです」と意気込みを語った。

 金田は斉信の印象を「藤原斉信は紫式部の上司であり、清少納言好みの貴公子。そして花形の近衛中将で人気者。さらには若いころから切れ者で道長の側近として政治、文化面を支えたのちに『一条朝の四納言』の1人まで登り詰めたスーパーエリートボーイという印象です。震えております。身が引き締まる思いであります。しかし、気負わず自分の中にある気品、華、インテリジェンスを総動員して約1000年前の京都に行って参りたいと思います」と期待感を明かした。大河初出演について「小さいころから歴史が好きで大河ドラマを観て楽しく勉強させてもらっていました。もう10年以上、歴史が好きな芸人さんたちと毎年大河ドラマが決まったらその人物をどう描くのか予想したり、ゆかりの地にお客さんとツアーに行ったり全国の大河ドラマ館に行ったりしていました。前にそのツアーで立ち寄った神社の絵馬に自分もいつか大河ドラマに出演しますと書いたことが現実になりました」と感激。「初大河ドラマ、皆さんに喜んでいただけるように励みたいと思います」と好演を誓った。

 「光る君へ」は、連続テレビ小説「ふたりっ子」「オードリー」や「セカンドバージン」などで知られる大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。平安中期、千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く。大石氏は06年「功名が辻」以来18年ぶり2作目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来16年ぶり2作目の大河出演にして初主演となる。

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2023年3月20日のニュース