渡部篤郎 作品へのクレームに思うこと 支えとなってる恩人の名監督からの言葉「すごく単純なことだけど」

[ 2023年3月20日 15:34 ]

渡部篤郎
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 俳優の渡部篤郎(54)が20日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。作品へのクレームなどを受けた際の心持ちについて明かす場面があった。

 渡部は1995年公開の伊丹十三監督の映画「静かな生活」で知的障がい者の息子役を演じ、日本アカデミー賞新人賞と優秀主演男優賞をダブル受賞した。同作に参加したことについて「私にとっては大きかったですね。あの時期に伊丹さんにお会いしたこともすごく大きかったと思います。そこで全部、いろいろなことを教わったような気がします。あの時の思いは今でも続いていってるんじゃないかなと思う」と語った。

 同作で渡部は原作者である大江健三郎さんの長男で作曲家の大江光さんをモデルとした難役を演じている。そのこともあり、クレームのような声もあったといい、「いろいろありましたね。実際の方は大変じゃないですか。軽々しく扱うなっていくつか言われましたね」と回顧。当時はまだ25~26歳の頃で「よくわからなくて、そういうのが伊丹さんに相談したんです」と渡部。「“少し苦しいんだ!”ってことを言ったら、“いいだよ、君は真面目にやっているんだ。我々も作品作りを真面目にやっているんだ”と言っていただいて。すごく単純なことだけど、今でもそれは思っています」と伊丹監督からの言葉を明かし、「何をやるにしても今の時代、特にクレームとかも多い。だけど、本当に真剣にやっているんだと、誰かは楽しんで見ていただけるんだ!という思いで、スタッフも我々もやっているので、自信を持ってやっていますね」と話した。

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2023年3月20日のニュース