佐々木蔵之介「光る君へ」紫式部の夫・藤原宣孝役で出演 京都出身「ご縁を感じます」

[ 2023年3月20日 12:56 ]

NHK大河ドラマ「光る君へ」に出演する佐々木蔵之介
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 女優の吉高由里子(34)が主演し、主人公・紫式部役を演じる来年2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」に、俳優・佐々木蔵之介(55)が藤原宣孝(のぶたか)役で出演することが分かった。20日、同局のドラマ公式ツイッターで発表された。

 藤原宣孝は、紫式部(まひろ)の父・為時とは職場の同僚で同年配の友人どうし。世知に長け、鷹揚な性格の男性。まひろのことは幼い頃から知っており、よい話し相手となって温かく見守る。

 佐々木は、宣孝の印象について「紫式部は藤原宣孝と結婚し、一女を授かるも僅か2年数カ月で宣孝が病に倒れ逝去。夫の死後『源氏物語』の執筆、とあります。二人の出会いや、短いですが夫婦として過ごした時間に想像を膨らませています。今作での藤原宣孝は“世渡り上手で華やか、押しの強いキャラ”らしく、あぁ、これは絶対オモロい演じ甲斐のある役になるなと直感しています」とコメント。

 大河では、2007年「風林火山」で真田幸隆、2020年「麒麟がくる」で豊臣秀吉を演じた佐々木。「どちらも戦国時代の武将を演じさせていただきました。旅好きなので、大河の撮影にあたり、“役作り”と称して所縁のある地をあちこち訪ね歩きました。時を越えて過去に思いを馳せながら、地元のお料理やお酒をいただく。これが私にとっての大河ドラマに出演する醍醐味であり、ご褒美でした(笑)」といい、今回華やかな都・京都を舞台とすることについては「過去2回の大河は戦国時代、重い甲冑を装着しての命懸けの合戦などありました。今回は平安時代の貴族、雅で華やかな衣装で文を遣り合うのかしら…と思いつつも…脚本の大石さんのおっしゃる“セックス・アンド・バイオレンス”な切り口の平安時代が、危なっかしくて楽しみで仕方ありません」と期待した。

 続けて「京都は私の生まれ育った地です」と告白。「紫式部の勤務地、京都御苑には、子どものころからセミ捕りに行ったりグランドで野球したりと。今も帰省した際の定番散歩コースのひとつ」として「脚本の大石さんと初めてご一緒させていただいた作品が、2000年の朝ドラ『オードリー』。日本映画の地、太秦。やはり、京都が舞台でした。ご縁を感じます。そして、いよいよ文化庁も京都へ移転。国風文化が花開いた1000年前の京都平安時代を生きられること、楽しみにしております。視聴者の皆様も、是非ご期待ください」と呼びかけた。

 「光る君へ」は、連続テレビ小説「ふたりっ子」「オードリー」や「セカンドバージン」などで知られる大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。平安中期、千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く。大石氏は06年「功名が辻」以来18年ぶり2作目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来16年ぶり2作目の大河出演にして初主演となる。

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