道端ジェシカ容疑者所持・MDMAとは ラムネのような見た目…多幸感や性的興奮、乱用で死に至ることも

[ 2023年3月20日 15:38 ]

道端ジェシカ
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 モデルの道端ジェシカ容疑者(38)が合成麻薬のMDMA所持の疑いで警視庁に逮捕されたことが20日、分かった。

 問題のMDMAは、「エクスタシー」「モリー」と俗称されることも。販売される錠剤は、まるでラムネ菓子のようなカラフルな見た目で、まん延している薬物のひとつ。「医療法人メディカルフロンティア」の公式サイトによると、内服から30分程度で多幸感をもたらし、その効果が5~6時間持続。興奮した時に出る脳内ホルモンや神経伝達物質(ノルアドレナリンやドーパミン、セロトニン等)を大量に出させ、幸福感や興奮を高める作用があるが、乱用を続けると精神錯乱や記憶障害を引き起こし、場合によっては死に至るケースもあるという。

 日本では、MDMAやマジックマッシュルームなどのドラッグは麻薬及び向精神薬取締法によって規制。MDMAの輸入、輸出、製造は1年以上10年以下の懲役。譲受け、譲渡し、所持は7年以下の懲役。施用(しよう、経口摂取など、身体に用いること)は7年以下の懲役とされる。だが、2000年半ばまでは所持、施用しても罪に問われない「脱法ドラック」で、規制の対象外だったという。そのためクラブや一部のショップで堂々と安価で取引される実態があった。

 広益財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターの公式サイトによると、使用により性的興奮や信頼感に影響するホルモンを誘発。親近感や高揚感、他者との共感が生まれるという。心拍数や血圧を上昇させるので、心臓や血管に疾患をもつ患者にとっては特に危険。他にも、吐き気や筋肉のけいれん、無意識の歯ぎしりや視力障害、悪寒や発汗などを引き起こすことがあるという。

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