マツコ 若者からかけられる「可愛い!」は「キモイ!」と同義語? 語彙力低下を嘆く

[ 2023年3月20日 19:55 ]

マツコ・デラックス
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 タレントのマツコ・デラックス(50)が20日、月曜コメンテーターを務めるTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜後5・00)に生出演。若い女性から自身にかけられる「可愛い」というフレーズを「キモイ!と同義語だと思って聞いてる」と話す場面があった。

 番組で、19日付スポニチ本紙の記事を取り上げ、“コワモテ”俳優の竹内力(59)が「若い人に可愛いって言われるのはうれしいね」と話していることを紹介した。

 すると、これに意見を求められたマツコは「多分、男性だから女子高生とかに言われると普通に素直にうれしいって思えるんだろうけど」としたうえで「アタシはほぼ可愛いって言われた時はキモイ!と同義語だと思って聞いてる」とコメント。番組MCの垣花正アナウンサー(51)が「えぇっ?」と絶句するなか、マツコは「なんでも可愛いっていうのよ、若い女は」と断言した。

 「何見ても可愛いっていうのよ。だって、どら焼きも可愛いっていうんだから。だから、どら焼きを可愛いっていってる女の可愛いを信用できないだろ?だからアタシはもううのみには絶対しない。“うわ~っ!キモ~ッ!”っていわれてるって思ってる。竹内さんのとかとはまた違うと思うんだよね」とマツコ。

 「竹内さんの場合は多分、怖い見た目のイメージだったりとのギャップとかの部分で可愛いっていうチョイスを若い子はしてるんだろうけど、アタシの場合はもうどら焼きに近い気がするのよ。どら焼きを可愛いっていってるのに近い感覚の可愛い。だから信用してない。“ありがとう~っ!”とはいっとくけど」と続けた。

 垣花アナが「好意を寄せてるという意思表示ぐらいのニュアンスじゃないんですかね?」とフォローするも、マツコは「好意までいくかね?」と懐疑的。大橋未歩アナウンサー(44)が「好意、好感、好きには違いないと思ってます」と追随したが、マツコは「いや。“おはよう”とか“こんにちは”とか“こんばんは”に近いと思う、好意よりは。“うわ~っ!マツコ可愛い~っ!”って。“あ~っ!マツコさんだぁ~!”“だぁ~!”と一緒よ、だから」と主張はブレなかった。

 マツコと長年ともに月曜コメンテーターを務めている株式トレーダーでタレントの若林史江(45)も「でもやっぱり“好きだぁ~っ!”ってのが入ってると思う。“好きだぁ~っ!”って(マツコに直接)いうのは気持ちが悪いけど“可愛い!”っていうのは“好きだぁ~っ!”だと思う」とフォローを入れたが、マツコはこれにも「いや、違う」とバッサリ。「そこまでの熱量はないと思う、可愛いに。可愛いって熱量が入ってない言葉よ、もうすでに、多分」とし、若い世代の「キモッ!」「ヤバッ!」と「可愛い」はもはや「一緒」だと説明した。

 「ヤバッ!って全部ヤバッ!じゃん。感動して素晴らしいと思うものもヤバイだし、本当にうわっ!何これ!ってのもヤバッ!だし。それよりは汎用性はないけど、それに近い言葉だと思う、すでに。可愛い!とかキモッ!とか、そのたぐいの言葉は。パンダ見て可愛いっていうのとまた違うのよね。可愛いはもう凄い種類が出てきている。ヤバッ!に近いと思う」と最後まで若者の語彙力低下を嘆きつつ冷静に分析していた。

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