ハイスタ難波章浩 復帰ラジオで他界した恒岡章さんを語る「ドラムも半端ないけど、人として優しい」

[ 2023年3月20日 12:47 ]

「Hi-STANDARD」の難波章浩(左)、恒岡章さん(中央)、横山健
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 Hi―STANDARDのボーカル&ベース難波章浩(52)が19日に放送されたFM新潟「難波章浩の今夜もCLOSE TO ME」(日曜後6・00)に出演した。2月14日に同バンドのドラマー恒岡章さんが死去後、欠席していたが、5週間ぶりに復帰。恒岡さんへの思いを語った。

 ツイッターで「落ちるとこまで落ちました」と、恒岡さん他界後の1カ月についてつづった難波。番組でも「辛かった、ほんとに」と実感を込めた。恒岡さんについて、「あらためて恒ちゃんのドラムってほんとすごいんだな…って今さらながらに思う。ほんとに偉大なドラマー」と語り、「ドラムも半端ないけど、人としてもほんと優しい人で。恒ちゃんのこと嫌いだって言う人は多分いないでしょうね」と、その人柄も絶賛した。

 出会いについても回想。「19歳かな。新しいバンドを作りたいという構想が僕の中に浮かびだして、とてつもないメンバーにしたい、と。ドラムは誰かと思った時に“三軒茶屋にすげえドラムがいるぞ”と聞いて、三茶のライブハウスに見に行った。恒ちゃんはファンキーでアグレッシブで、すごいテンションで。最初見た時にすごい衝撃を受けた。ああ、もう彼だ!彼とやりたい!と思っちゃったんだよね」と懐かしんだ。

 「当時恒ちゃん、なかなかの“コミュ障”で…でも天才だ!と思った。ほんと難しい人だったですね。そこからだんだん人とコミュニケーションが取れるようになって。海外でウケたのも、恒ちゃんのドラムがすごかったから。日本でもドラムをこれからやろうと思った人にもすごい影響を与えた」と再び称えた。

 とはいえ、「恒ちゃんとの思い出って過去形にしたくないんだよなあ…」と複雑な心境も吐露した。ハイスタは継続を表明しており、「恒ちゃんの魂、音楽、音は永遠に残っていく。ハイスタがあるってことは恒ちゃんの音も鳴っていくわけで。恒ちゃんが天国にいても、僕がベースを弾いて歌えば、恒ちゃんが鳴らしてくれてるのは間違いない」と強調。「こうなったら生きてやろうって思いますね。恒ちゃんの音、バイブスとともに、それを背負ってこれからも思いっきりかましたいですね。そういう場を増やしていけたらと思ってます」と奮起した。 

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2023年3月20日のニュース