原田美枝子 女優を「何回か辞めようかなって思った」 63歳になって考える「引き際」とは

[ 2022年9月10日 15:28 ]

原田美枝子
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 女優の原田美枝子(63)が9日放送のTBS「A-Studio+」(金曜後11・00)にゲスト出演。「引き際」について語った。

 俳優業以外も充実した生活で、40過ぎてから始めた乗馬では15年以上続けている。一昨年、大会に出て優勝する腕前。落馬して泥だらけになりながらも「1位になったんですよ」と懐かしんだ。2019年発売の写真集で撮影を担当した写真家のアンディ・チャウとは英語でLINEのやりとり。「簡単な英語だけね。習ってたこともあります。うちのお嬢さんたち(シンガーソングライターの優河、女優の石橋静河)はみんなしゃべれるんですけど、私だけ幼稚園の子がしゃべるくらいの英語です」と苦笑した。また、認知症になった実母を写した映画「女優 原田ヒサ子」では撮影を担当。「撮るっていうことをしたのは初めてです。編集はどなたかプロの方にって思ってたら、最近みんなパソコンでやるんだよって言われて。教えてもらって。一番簡単な編集ソフトで」と編集にもチャレンジしたという。

 本業では、9日公開の映画「百花」で、菅田将暉演じる主人公の母で認知症と診断される役どころを演じた。菅田について「撮影中は全然どういう人だとか言ってる暇がなくて。現場が大変すぎて。だからこないだ久しぶりに取材で会ったら、すごい良い子だなって思って。一緒に仕事できてよかったって」と回想。別の作品で息子役を演じたMCの藤ヶ谷太輔は「僕だけのかあちゃんだと思ってたら、みんなのかあちゃんなんだなって思いました」とヤキモチを焼くと、「そうなんですよ、ものすごいたくさんの子供達がいますからね」と軽やかに笑った。

 長い俳優生活を送り、引き際を考えることがあるかという質問に、「若い頃は引退とか考えないだろうなって思ってたんですけど、会社勤めの方は60歳とか65歳で引退とかあるじゃないですか。それってわりと自然なことだなって思うようになったんですよ。切り替わる時期というか体力的にも精神的にも。辞めようかなって思ったのは何回かありましたねえ。でも負けて終わるの嫌じゃないですか。勝って終わりたい。せめて自分がやったなって思えてから引っ込もうかなって」。これにMCの笑福亭鶴瓶は「やめたらアカンよ!」とまだまだ現役をお願いしていた。

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2022年9月10日のニュース