「どうする松本潤2」知恩院の家康木像「ご本人と対面したような錯覚」趣味“聞香”体験でタイムスリップ?

[ 2022年9月10日 09:30 ]

「どうする松本潤?徳川家康の大冒険2」。家康の趣味「聞香(もんこう)」を体験し、家康自身が取り寄せた400年前の香木を前にする松本潤(C)NHK
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 来年2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)の主演を務める嵐の松本潤(39)が、主人公・徳川家康の素顔を求め、ゆかりの地を巡る特番「どうする松本潤?徳川家康の大冒険2」が10日(後7・30~8・59)、BSプレミアムで放送される。

 今年3月26日に続く第2弾。前回は甲冑に身を包み、家康が最も危険な地に陣を構えて戦いに臨んだ「長篠・設楽原の戦い」などを追体験した松本。今回は「なぜ家康は天下人になれたのか?」をテーマに、愛知県(名古屋城、徳川美術館)、岐阜県(岐阜関ヶ原古戦場記念館)、京都府(知恩院)、山梨県を訪れ、家康の趣味に迫る。

 山梨では、家康の時代に近い日本在来馬・木曽馬に乗馬、鷹狩りも体験した。

 「三方ヶ原の戦い」で武田信玄に惨敗し、絶体絶命の危機に陥った若き日の家康。どのような状況にあっても最後は逃げて命をつなぐため、めり込んだのが乗馬だった。“家康の逃げの乗馬術”とは?

 ライバルたちが次々と病死する中、家康の秘策は“長生き”。殊の外、重視したのが鷹狩りだった。当時、75歳という驚きの長寿を全うし、天下人レースを逃げ切った健康長寿の秘密を探る。

 陰謀渦巻く心理戦を勝ち抜いた家康のメンタルを支えた趣味が「香」。家康がハマった「聞香(もんこう)」とは?今回は家康考案のオリジナル香の再現にも挑む。

 松本は「天気が悪かったですね(笑)。家康は実際も今回のような天候で狩りをしたり、馬に乗ったりしていたのかもしれません。やっていることはシンプルですが、だからこそ難しく、技術を磨いていたのかなと思いました」と旅の感想。

 「聞香」については「非常に興味深い体験でした。今あるモノがなくなってしまったら、もう存在しない香木の儚さ、また香りによって大昔にタイムスリップしているかのような不思議さを感じました。“きく”という体験は感覚がとても研ぎ澄まされました」。普段は非公開の、京都・知恩院にある“最も家康に似ている”といわれる家康等身大の木像も見学。「とても優しく、温かさを感じました。ご本人と対面したような錯覚と言いますか、僕が勝手に想像しただけかもしれませんが、そんな印象でした」と家康像も一層深まったようだ。

 「今回は家康公の趣味にスポットを当て、旅をしました。そこから見えてくる人間性や考え方を一緒に想像していただけたら。この番組で大河ドラマの少し早めの予習というか、興味を持つきっかけになっていただけたら、うれしいです」

 木道壮司チーフ・プロデューサーも「天下人となった徳川家康は、神君・家康公として神格化され『いかにエラい人か』を伝える記録ばかりが残されています。本当の人間・家康とは、どのような人物だったのでしょうか?今回、そんな家康の素顔を探るため、家康がのめり込んでいた趣味を、松本さんが家康の気持ちになり切って体当たりで挑戦。そこから、どんな家康像を発見することができたのでしょうか?歴史の裏側を松本さんと一緒に探っていけば『どうする家康』がより楽しくなること、間違いありません」と呼び掛けた。

 希代のストーリーテラー・古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。「リーガル・ハイ」「デート~恋とはどんなものかしら~」「コンフィデンスマンJP」などのヒット作を生んだ古沢氏は大河脚本に初挑戦。松本は大河初出演にして初主演となる。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。

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2022年9月10日のニュース