「北の国から」聖地に黒板五郎記念碑 倉本聰さん「五郎さんは私の分身」

[ 2022年6月24日 05:25 ]

完成した黒板五郎の記念碑に花を手向ける倉本聰さん
Photo By 共同

 フジテレビドラマ「北の国から」のロケ地、北海道富良野市で23日、主人公黒板五郎の記念碑の完成式が開かれた。

 今年3月、演じた俳優田中邦衛さん(享年88)の一周忌に合わせた式典で、脚本家の倉本聰さん(87)が「けじめをつけるため」と構想を明らかにし、地元有志らが建立した。

 作中、五郎は畑から出てきた自然石を自力で積み上げて家を造り、ドラマ放送後もロケ施設は「五郎の石の家」として公開されている。記念碑は五郎の墓という位置付けで、その敷地内に建立。

 家と同様、地元の石を積み上げたもので、かつて石の家の建築に携わったスタッフのほか、ボランティアら約40人が制作に関わった。倉本さんは「五郎さんは私の分身。記念碑ができて本当にありがたい。彼の記憶をうずめる場所になれば」と話した。

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2022年6月24日のニュース