藤井聡太棋聖 永瀬拓矢王座を138手で下しシリーズ成績を1勝1敗のタイに 棋聖戦第2局

[ 2022年6月15日 19:39 ]

第93期棋聖戦5番勝負第2局 ( 2022年6月15日    新潟県新潟市西蒲区の「高志の宿 高島屋」 )

2手目を指す藤井聡太棋聖(日本将棋連盟提供)
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 将棋の第93期棋聖戦5番勝負は15日、新潟県新潟市西蒲区の「高志の宿 高島屋」で第2局を行い、3連覇を狙う藤井聡太棋聖(19)=王将、竜王、王位、叡王含む5冠=が挑戦者・永瀬拓矢王座(29)を138手で下し、シリーズ成績を1勝1敗のタイとした。

 3日の第1局は異例となる2度の千日手指し直しの末、永瀬の勝利。藤井はタイトル戦の連勝を13で止められ、対永瀬3連敗(7勝)を喫した。だが第2局は後手番ながら角換わり腰掛け銀の戦型で粘り強く抗戦。難解な中盤を経て、最終盤は左辺からの猛攻をぎりぎりかわし、一瞬のスキを突いて相手王を寄せきった。

 永瀬は今年度(4月以降)無傷の7連勝と好調だったが、初の黒星となった。

 第3局は7月4日に千葉県木更津市で行われる。藤井はその前に第63期王位戦7番勝負開幕局(6月28、29日=愛知県犬山市)で豊島将之九段(32)と対戦する。

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