世良公則 「戦友という意識が強い」大物ミュージシャンとの交流 メールのやり取りや自作の器を贈るなど

[ 2022年6月15日 15:50 ]

歌手で俳優の世良公則
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 歌手で俳優の世良公則(66)が15日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。「サザンオールスターズ」の桑田佳祐(66)との交流について語った。

 世良はロックバンド「世良公則&ツイスト」としてデビューしてから今年で45周年を迎えた。1981年の解散後はソロ歌手、俳優としても活躍。デビュー当初から黒柳徹子が司会を務めていた「ザ・ベストテン」にもよく出演していたとし、「あの頃はロックバンドがテレビに出て歌うとか、そういうことって凄く珍しかったので、割とロックの先輩からは“テレビなんかに出ちゃって”なんか言われたり。テレビの方の方からは“現場にTシャツ、ジーパンにサンダル履いてタオルを首にかけたような若造が出入りしてる”って。よく守衛さんにも“どこ行くんだ”って止められて、出演者ですって言って入れていただりたりしてたんですけど」と振り返った。

 黒柳が「当時の同志と言うか、サザンの桑田さんとは仲良かったんですって」と話を振ると、世良は「そうですね。当時から、桑田くんとは年に何回か、お互いに誕生日だったり、クリスマスとか、年明けだったり、“新年あけましておめでとう”とか、メールのやり取りをしてまして」と告白した。

 その際には「あの頃ね、世良はね、あちこちでよくぶつかってた”と。“スタッフの方とああでもないこうでもない、モニターをくれとかいろんなことをやっていて、俺は一生懸命後ろで、まあまあまあまあって。俺があの時になだめてやったから、今はやれてるんだよ”って、こないだは言われました」と苦笑。「やっぱり桑田氏とかは、戦友っていうか、幼なじみっていうか、一つの時代を一緒に苦労した仲間、戦友という意識が強いですね」としみじみと話した。

 また、先日は世良の仕事場に桑田が来ることがあったとし、「お抹茶をたてたりとかしてもてなしたんですけど。大体僕の仕事場にミュージシャンとかスタッフが来ると、最初はお抹茶と和菓子でセレモニーがありまして、それが終わったあとに、“じゃあそろそろ打ち合わせでもしますか”って話になるんですけど」。その際に自分で作ったというフリーカップを使ったところ、桑田が「それいいね、カッコいいね」と言い出したため「じゃあ、お持ち帰りになりますか」とプレゼント。「彼はあれは何に使うか分かってないみたいで。何に使ってるんでしょうね。焼酎でもいいんですよ。焼酎割でもなんでも」と笑顔で話した。

 黒柳が音楽好きの仲間との交流は素晴らしいと語ると、世良は「そうですね。若い頃、30代の時とかはお互いに自分の道を目指すっていうのがあって、少し疎遠になったりもしてたんですけど、40、50、60と年を加えることによって、お互いの中で、認め合う気持ちの方が強くなっている。ライバルであるんだけど、彼の存在があったから、自分は自分の道を信じることができたし、恐らく僕がいたから、彼も自分の道を迷わなかったと思うし」と明言。「なんか、桑田氏に限らず、同年代のアーティストに会うと、凄く自分の足場を確認できるっていうか、お互いを認め合うっていうのが、素直にできるようになりましたね」と強調した。

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2022年6月15日のニュース