「ちむどんどん」博多華丸が訴え「気づいてくれ、暢子。鈍感は罪」歌子は恋煩い半分 嘆きの朝ドラ受け

[ 2022年6月15日 08:25 ]

「博多華丸・大吉」の博多華丸
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は15日、第48話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第48話は、優子(仲間由紀恵)と歌子(上白石萌歌)が検査のため、初上京。智(前田公輝)や和彦(宮沢氷魚)と再会した。沖縄料理店「あまゆ」。優子は三郎(片岡鶴太郎)にあいさつ。三郎が最後に賢三(大森南朋)に会ったのは戦争前。優子によると、賢三は昔、房子(原田美枝子)との約束を破ってしまったという。三郎も人づてに噂を聞いていた店…という展開。

 歌子は暢子や智らの楽しげな雰囲気に馴染めないのか、先に2階へ上がる。小学生の頃の運動会、智からもらったメダルを見つめた。二ツ橋(高嶋政伸)が現れ、前日の三郎とのケンカを謝罪。暢子の試作「ボロネーゼビアンコ」は彩りが足りないと助言した。

 銭湯帰りの暢子に、歌子は感情を爆発。「(明日の)検査、どうしても受けないといけない?沖縄に帰りたい。今すぐ帰りたい。検査の結果、もし手術や入院になったら、またお金が。暢ネーネーがうらやましい。東京でみんなにかわいがられて、好きなことをして、生き生きしてる。良子ネーネーも暢ネーネーも、夢を叶えた。うちだけ、同じ所をぐるぐる回ってる。子どもの時から、1ミリも成長してない。この先もきっとおんなじ。仕事も恋愛も結婚も、何もできないまま死んでいくと思う。そういう運命だはず」と悲痛な思いを吐露した。

 直後の同局「あさイチ」(月~金曜前8・15)の“朝ドラ受け”。博多華丸は「気づいてくれ、暢子。鈍感は罪だ。恋煩いも半分入ってるから。豆腐屋も鈍感。でも、そこがいいところなのよ、暢子の。だってシェフが会長に謝りに来てるのに、その前に試食をって」と笑いを誘い、鈴木奈穂子アナウンサーは「歌子ちゃん、検査を受けて元気になって、やっぱり歌が聴きたいですよね」と語った。

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2022年6月15日のニュース