藤井棋聖 気になる千日手指し直し局での勝率 15日棋聖戦第2局 

[ 2022年6月15日 05:31 ]

「第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」第2局の対局室で検分する藤井聡太棋聖(左)と永瀬拓矢王座=14日午後4時5分、新潟市の岩室温泉「高島屋」(代表撮影)
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 将棋の第93期棋聖戦5番勝負は15日、新潟市西蒲区の「高志の宿 高島屋」で第2局が指される。3連覇を狙う藤井聡太棋聖(19)=王将、竜王、王位、叡王含む5冠=は3日の開幕局で2度の千日手の末、挑戦者・永瀬拓矢王座(29)に敗れているだけに、ここでタイに戻したいところだ。

 対局前日の14日に永瀬とともに現地入りして対局場、盤駒を検分した藤井。タイトル戦では史上4度目となった2度の千日手指し直しという激闘から11日経過し「第1局を振り返り、(第2局は)先後が決まっている(藤井の後手番)ので、それに向けた準備をしてきました」と話す姿からは過剰な緊張感は漂ってこない。だが、どことなく気になるのは千日手指し直し局での低勝率だ。

 通算成績268勝54敗で・832の高勝率を誇る実力者なのに、千日手局後の成績は5勝4敗1千日手。勝率・556と、一気に平凡な数値へ転落してしまう。

 対照的に永瀬は千日手や持将棋を全くいとわない屈強な棋風で知られ、最後は体力勝負の持久戦に引きずり込む傾向がある。対局時に食事を2人分注文したり、栄養補給に優れたバナナを束で持ち込むなどのエピソードはファンの間ですっかりおなじみだ。スタミナには自信がある。棋聖戦も第2局以降、再び千日手が出現しても決して不思議ではない。

 1勝を先行している永瀬が「損はしていませんね」と現状を軽快に表現した一方、藤井は「第1局に敗れてしまい、第2局が後手番ということで厳しいスタートになってしまったと思いますが、立て直せるように頑張りたい」とシンプルに決意を示した。連敗ならカド番に立たされるピンチを、いかにしのぐのだろうか。
絵(我満 晴朗)

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