有華「Partner」1カ月半でTikTok6億5千万回再生 インディーズで活動 10代に爆発的人気

[ 2022年6月15日 05:32 ]

「Partner」がSNSで大ヒットしている有華
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 10代を中心に爆発的な人気となっているラブソングがある。インディーズで活動中のシンガー・ソングライター、有華(ゆか、27)が歌う「Partner」。動画共有アプリ「TikTok」での再生回数は、配信リリースから1カ月余りで6億5000万回と、驚異の数字を叩き出している。

 ♪I(アイ) I I I I Love you Baby 愛 愛 愛 愛 愛してる…と、キャッチーな歌詞でストレートに愛情を表現したラブソング。「可愛い」「元気もらえる」などと話題で、TikTokでヒットの基準とされる1億回を6倍以上も超えて再生された上に、インスタグラムでの再生回数も1億5000万回を突破した。

 配信リリースは4月20日。拡散のきっかけは一般のカップルの投稿だった。この歌をBGMにして5月6日に流したラブラブな動画をTikTokにアップ。10代の恋人たちを中心に一気に広まり、ビルボード・ジャパンが発表しているTikTokの週間再生数チャートで9位(同18日付)に急浮上。最新8日付では2位と、首位をうかがう勢いだ。

 TikTok発の「カップルソング」。他にもさまざまな動画で使われるようになり、これまで投稿された動画は累計7万6000本。最近ではTani Yuuki(23)の「W/X/Y」(昨年5月)の8万6000本に次ぐ多さで、配信からわずか1カ月半という短い期間を考えれば、驚異のペースだ。人気を受け、有華は20日放送のTBS「CDTV」の特番に出演が決まった。

 高校時代から楽曲制作を始め、歌手を目指したがうまくいかず、就職して働きながら休日にライブハウスで活動を継続。地道な活動が実り、18年には全国ツアーを全会場満員で成功させた苦労人は「私の知らないところでたくさんこの曲が聴かれていると思うと音楽を続けてきてよかったなと心から思います」と感激した。

 地上波の音楽番組で歌うのは「CDTV」が初めて。「全国の皆さんに愛を叫びまくりたいと思います」と意気込んでいる。

 ◇有華(ゆか)1994年(平6)10月9日生まれ、大阪府出身の27歳。幼少期にピアノや声楽を習い、18歳から活動を開始。コンテストやオーディションに落ち続けたため、就職して会社員として働きながら休日に活動。17年に初ライブを開催し、19年にミニアルバム「キミノサプリ」を発売。22日にはアルバム「Stamp Rally」を配信リリースする。

 ▽TiKTok 中国発の動画投稿アプリ。15秒間の短尺動画が主流。昨秋、世界の月間利用者数は10億人を超えた。

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2022年6月15日のニュース