クミコ デビュー40周年に世界的反戦歌 「今の歌として残したい」

[ 2022年6月15日 08:27 ]

ニューシングル「愛しかない時」を配信したクミコ
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 歌手のクミコ(67)がデビュー40周年記念企画として、シャンソンの名曲に自ら日本語歌詞をつけたニューシングル「愛しかない時」を配信した。

 「愛しかない時」はシャンソン歌手のジャック・ブレルが作詞作曲した世界的反戦歌。クミコは「40年前、私が『銀巴里』で歌い始めた頃、初めて自分の言葉で歌いたいと思った曲。今年初めに、自分の原点の一つであるこの歌を、今の歌として残したいと思い、新たにリリースすることにした」と話す。

 レコーディングを目前にした2月下旬、ロシアによるウクライナ侵攻が発生。この時期に反戦歌を歌うことにためらいを感じたものの、「愛しかない時」をアカペラで歌った動画をウクライナの知人に送ったところ、「涙とともに悲しみが少し外に出て行った」とのメッセージが届き、前向きになったという。

 クミコは「録音された歌は、確かに、今の私の歌だった。今、私が見ている世界と、愛についての歌になっていた」と話す。

 レコーディング風景を撮影したミュージックビデオが、日本コロムビアの公式サイトで公開されている。

 また、8月10日にこの曲のCDが発売される。

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2022年6月15日のニュース