天才アルピニストはなぜ命がけで山を登ったのか…ドキュメンタリー映画7・8公開

[ 2022年4月22日 11:54 ]

映画「アルピニスト」のポスター

 「今世紀最高のアルピニスト」とも呼ばれるマーク・アンドレ・ルクレールさんを追ったドキュメンタリー映画「アルピニスト」(監督ピーター・モーティマー、ニック・ローゼン)が7月8日、TOHOシネマズ シャンテ(東京都千代田区)などで全国公開される。

 「フリーソロ」と呼ばれる命綱や安全装置を使わず、自らの手と足だけでたった1人で岩壁を登るスタイルで知られたルクレールさん。16年、ロッキー山脈で最高峰ロブソン山(標高3954メートル)に単独で登頂に成功。その後も困難な岩壁を次々と単独で登り切ったことで若き才能に注目が集まった中、25歳だった18年3月に米アラスカで遭難し消息不明となった。

 映画の宣伝担当者によると、ルクレールさんはたった1人で過酷なクライミングを続けた理由について「単に楽しみたいから」と話していたという。担当者は「彼の命がけのクライミングに圧倒される作品になっています」としている。

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2022年4月22日のニュース