こうせつ&五木がデュエット鎮魂歌 喜多條忠さんお別れ会でサプライズ共演

[ 2022年4月22日 18:30 ]

「喜多條忠さんをしのび送る会」祭壇
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 肺がんのため昨年11日22日に死去した作詞家、喜多條忠(きたじょう・まこと)さんの「しのび送る会」が22日、都内で行われた。

 発起人を務めた南こうせつ(73)は自身のグループ「かぐや姫」の代表曲で喜多條さん作詞の「神田川」(73年)を追悼唱。五木ひろし(74)を「一緒に歌おうよ」とサプライズで壇上に招き入れ、ジャンルを越えたデュエットが実現した。

 五木は70年、日本テレビ系のオーディション番組「全日本歌謡選手権」を10週連続で勝ち残り、翌71年に「五木ひろし」に芸名を変えて再デビュー。この番組で当時共演していたのがかぐや姫で、五木は再デビュー曲「よこはま・たそがれ」を誰よりも早く、局内の洗面所で歌って聴かせたのが南だった。
 五木は「あの時もこの距離で歌ったね」と懐かしそうに回想。南も「あれから50年かあ。老けたよね」と喜多條さんの遺影を見つめた。

 南は喜多條さんが亡くなる3週間ほど前に会って「また曲を作ろう」と約束したことも明かした。「神田川」のヒットにちなんで「次は“三途の川”じゃないよ」と冗談交じりに話していたというが、実現することはなかった。

 2人とともに発起人を務めた石川さゆり(64)は「いまだに実感がありません。早いお別れだと怒っちゃいたい気分です。心よりありがとうございました」と弔辞を読んだ。

 しのび送る会には秋元順子(74)や松本明子(56)ら約500人が出席。吉田拓郎(76)や北島三郎(85)らから供花が寄せられた。

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2022年4月22日のニュース