“無罪請負人”弁護士明かす ゴーン被告保釈金「合計15億円」も逃亡で没収 驚きの声「捨ててもまだ」

[ 2022年4月22日 12:09 ]

弘中惇一郎弁護士
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 弁護士の弘中惇一郎氏(76)が21日放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」(木曜深夜0・00)に出演。金融商品取引法違反罪などで逮捕・起訴され、レバノンに逃亡した元日産自動車会長カルロス・ゴーン被告の弁護の裏側を明かした。

 弘中弁護士は「ロス疑惑」で三浦和義氏の無罪、障害者団体向け割引郵便制度悪用事件で村木厚子・元厚労省局長の無罪を勝ち取るなどした辣腕で、“無罪請負人”の異名をとる。

 ゴーン氏は7年間で約170億円の役員補修を約79億円と偽って有価証券報告書に記載。2018年に逮捕された、特別背任の容疑を含め4度逮捕、全てで起訴された。

 弘中氏は2019年2月に弁護団のメンバーに。海外渡航の禁止や住居の出入り口に監視カメラ設置、携帯電話とパソコンは弁護団が貸与した1台を使用、など厳しい制限のもとではあるが1度目の保釈が認められた

 その際、ゴーン被告が支払った保釈金を聞かれ「払えない金額を言っても仕方ないので、あまり安すぎると保釈の担保の意味がない。払える範囲の中で担保の意味がある金額ということで、1回目は10億円でした。今まで弁護した中で一番高い?そうですね」と明かし、スタジオからは驚きの声が。

 「(2度目の保釈後に国外へ逃亡したため)没収されましたけどね。2回保釈したから合計15億円ですよ」とし、スタジオからは「捨てたんだ、15億!」「捨ててもまだ(資産が)あるってことか…」と呆然としたため息が漏れた。

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2022年4月22日のニュース