高畑充希 芸能界目指すきっかけとなった特別な作品 再演オファーを躊躇した理由

[ 2022年4月22日 10:44 ]

高畑充希
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 女優の高畑充希(30)が22日、NHK「あさイチ」(月~金曜前8・15)にゲスト出演。舞台「奇跡の人」の再演オファーを受けることを躊躇(ちゅうちょ)したことを明かした。

 高畑は5月に開幕する舞台「奇跡の人」の稽古中。高畑はアニー・サリヴァン役を演じ、ヘレン・ケラー役には舞台初挑戦の平祐奈で挑んでいる。2人は初共演となる。

 同作は高畑にとって特別なものだといい、「10代の時に、まだ芸能界に入る前に拝見して、ものすごい熱量に圧倒されて、客席を立てなくなった記憶があって、その時に、このヘレン・ケラー役がやりたいなと思って、この世界に飛び込んだというか、大きいきっかけの1つだった」と回顧。当時はサリヴァンを大竹しのぶ、ヘレン・ケラーを菅野美穂がそれぞれ演じていたといい、「そのあとも何度も再演されて、いろいろな方がやっていて、17歳の時から私は携わっている」とした。

 同作への出演は4回目となる。初回と2回目はヘレン・ケラー役、前回と今回はサリヴァン役を演じている。同作で2つの役を演じることは珍しく、「なかなかないことなので、面白かったです。同じ話なので目線が逆になるっていうのは、新鮮でしたね。全然違いました、こんなに違うかっていうぐらい。ヘレンの時も大変でしたけど、サリヴァンが3倍ぐらい大変だなって思いながらやってます」。さらに、初出演の17歳から13年が経過しており、「でもやっぱり13年、この演目をやっていると、ちゃんと年も取ってきて、キツイなって思ってます。全然キツイなって。(1日2回公演は)もう死にかけてます」と話した。

 ハードな舞台だけに、もし再演のオファーがあったら「ちょっと1回考える」と高畑。今回もオファーが来た時に「ちょっと1回待ってください」と断ったこともあったそうで、「あれよあれよという間にそういうことになったんですけど、(次回オファーがあった場合も)もう1回ちゃんと考えたいですね」と苦笑した。それでも、挑戦するのは「一番は台本が素晴らしいことですかね。本当にめちゃくちゃいい本で、何本か舞台やらせてもらっているんですけど、こんなに素晴らしい本になかなか出合えないなと思うし、実話って言うのは胸に来る、稽古していて泣けて来ちゃう本ってあまりないので、不偏的に諦めなければ何とかつかめるっていうテーマ性で、すごく一人ひとりが人間臭く描かれているので、台本読むとやっぱり素晴らしいなと思って。頑張ろうって思います」と力強く語った。

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2022年4月22日のニュース