冨永愛 シングルマザーの苦労と思い 息子の思春期は「どこのどいつがそういう口を…」弱音吐いたことも

[ 2022年4月11日 12:50 ]

モデルで女優の冨永愛
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 モデルで女優の冨永愛(39)が10日放送のTBS系「日曜日の初耳学SP」(後9・00)にVTR出演。子育ての苦労や思いを語った。

 「悩める女性に熱血授業」という、一般女性たちにアドバイスするコーナーに登場。1月に放送された第1弾が好評だったため再登場した。

 05年に結婚して、同年に長男を出産。08年に離婚し、その後はシングルマザーとして一人息子を育ててきた冨永。3歳になる娘がいるが、夫婦でフルタイムで共働きをしているという女性からの娘と過ごす時間が短いことに不安を感じている、どう過ごせばよいのかという質問に答えた。

 冨永は「私もちょうど息子が3歳ぐらいのときは、とっても忙しくって」とし、当時は既に離婚しており、母や妹とともに住み、「凄い助けてもらってましたね」と振り返った。「忙しいときは後ろ髪引かれながら、『ゴメンね』って思って仕事に行って」。海外や地方に行くこともあったが「休みのときにどれだけ密に過ごしてあげられるかっていうことなんだと思うんですよね」と語った。「どれだけの時間を過ごしたかっていうよりも、どれだけ自分が子供のことを見つめて感じて理解してっていう。その深さ。時間よりも深さの方がきっと子供には届くんじゃないかなって私は思って、その頃過ごしてましたね」と続けた。

 冨永は自身の母親も朝昼夜と働くシングルマザーで時間がなかったが、「寂しいって思いはどっかであったけれども、うちの母親は一緒に食事をするっていう。料理を作ってくれて一緒に食べるっていうのがとっても思い出に残っていて。そういう時間が凄く幸せだったし、いま振り返ると凄い愛情だったなと思う」。母親に会いに職場に自転車で行き、あいさつして帰ったこともあるとし、「忙しかったとしても、母親の愛情を感じてれば絶対大丈夫な気がしていて」と言い切った。

 思春期にひずみができるのではとの相談にも「ひずみはできます」ときっぱり。現在息子は17歳になるが「ある意味ひずみっていうのがとってもいいことだと捉えるようにしてました。子供が成長しているから親離れをする段階だし、親に反抗的になるっていうのは正しく成長している証だから」と話した。だが「実際そうなったときには落ち込むんですよ。あれ言ったら息子に怒られると思うけど、『どこのどいつがそういう口きいてんだ。おむつまで変えたんだぞ。全部見てんだぞ』みたいな」と笑わせた。

 また「もの凄く私も泣き言言うんですよ」。その際に5歳上の姉に電話をし、「いやもうほんとに無理。くじけそうっていうかくじけてる」と話したところ、姉は「親は絶対にあきらめちゃいけないんだよ。何が何でも向き合うしかない。親があきらめたらもう終わりじゃん。絶対あきらめちゃダメだよ。自分が産んだんでしょ」と話したとした。「その言葉は響きましたね。っていうのがきっと子供にも伝わるんじゃないかなって。それが愛情だって。本当に今私が思うのがこの17年で本当に母親にしてもらった。息子に。人間として凄い成長させてもらった」と強調した。

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2022年4月11日のニュース