上野愛咲美女流棋聖が世界一 囲碁でも20歳が快挙 女性の国際戦で日本初

[ 2022年4月11日 05:30 ]

第4回ワールド碁女流最強戦を制し、記者会見でポーズをとる上野愛咲美女流棋聖
Photo By 共同

 囲碁の女性国際戦、第4回ワールド碁女流最強戦は10日、決勝がインターネット対局で打たれ、上野愛咲美女流棋聖(20)が台湾の盧鈺樺(ろ・ぎょくか)四段を破り優勝した。

 女性の国際戦で日本勢の優勝は初。上野は「まだ実感がないが、勝ててうれしい」と喜びを語った。1回戦で大会3連覇中だった中国の於之瑩(おしえい)七段、準決勝で藤沢里菜女流本因坊を破って決勝に進んだ。

 ワールド碁女流最強戦は日本、中国、韓国、台湾の4つの国・地域から8人が出場し、トーナメントで優勝を争う。女性の国際戦では中韓が席巻し、これまで日本勢は決勝進出もなかった。上野は力強い攻めの棋風で「ハンマー」の異名を取る。

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2022年4月11日のニュース