「ちむどんどん」初回 OP全編フルCGアニメ&語りジョン・カビラ話題 千と千尋?J―WAVE?

[ 2022年4月11日 08:15 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」のタイトルバックは全編アニメーション(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は11日、スタート。全編フルCGアニメーションによるオープニングタイトルバックやジョン・カビラ(63)の語りが話題を呼んだ。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心胸・心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎える沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 初回は1964年、沖縄はまだアメリカ統治下だった。明るい母・優子(仲間由紀恵)と優しい父・賢三(大森南朋)、そして兄妹たちに囲まれ、本島北部・やんばる地域に伸び伸び暮らす小学生の暢子(稲垣)は、美味しいものが大好き。ある日、村に東京からの転校生・青柳和彦(田中奏生)がやってきた。暢子にとって、生まれて初めて見る東京の人だった…という展開。

 今作のオープニングタイトルバックは、全編アニメーション。ミニチュア写真家・田中達也氏と手掛けた17年前期「ひよっこ」のタイトルバック、映画「ドラえもん のび太の新恐竜」のCGアニメーションスーパーバイザー、YOASOBI「大正浪漫」ミュージックビデオのキャラクターCG監督などで知られる森江康太氏が担当した。

 制作統括の小林大児チーフプロデューサーは「沖縄の自然は実写で切り取っても、肉眼で見たものには敵わない気持ちもあって。沖縄の歴史が物語であるならば、僕たちはフィクションというフィルターを通して、ハートに届くものを作りたいと思っています。沖縄の風景の美しさも、誰かの表現のフィルターを通してお届けする方が、僕らの感じた思いを表現しやすいのかなと。アニメの力を通して沖縄の自然を贅沢に描くことで、むしろ(毎日)飽きずに感じていただけるかなと思いました」と意図を説明。アニメーターを主人公にした19年前期「なつぞら」のオープニングタイトルバックも全編アニメだった。

 SNS上には「OPアニメが本当に丁寧に作られていて綺麗」「豚さんが千と千尋みたい」「豚のアニメが千と千尋の神隠し」「NHKなのにJ-WAVE」「ナレが完全にJ―WAVE聴いてる感」「ナレーションだけ聴いてるとFMラジオみたい」などの声が上がった。

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2022年4月11日のニュース