伏線回収「カムカム」最終回19・7% 番組最高で有終の美!期間平均は17・1% 前作「モネ」超え

[ 2022年4月11日 09:05 ]

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でヒロインを演じた(左から)上白石萌音、深津絵里、川栄李奈
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 女優の上白石萌音(24)深津絵里(49)川栄李奈(27)の3人がヒロインを演じたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の本編最終回(第112話)が8日に放送され、平均世帯視聴率は19・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが11日、分かった。第96話(3月17日放送)の19・5%を0・2ポイント上回り、番組最高を更新。有終の美を飾った。期間平均は17・1%。前作「おかえりモネ」の16・3%を0・8ポイント上回った。

 視聴スタイルの変化もあり、2020年後期「おちょやん」(番組最高18・9%)、21年前期「おかえりモネ」(番組最高19・2%)に続き、大台20%には3作連続届かず。それでも伏線回収が話題を集め、初回16・4%から上昇カーブを描き、最終回で3・3ポイント増となった。

 個人視聴率が公表された20年前期「エール」以降の期間平均は以下の通り。

 20年前期「エール」=個人11・0%、世帯20・1%
 20年後期「おちょやん」=個人9・6%、世帯17・4%
 21年前期「おかえりモネ」=個人9・0%、世帯16・3%
 21年後期「カムカムエヴリバディ」=個人9・6%、世帯17・1%

 朝ドラ史上初の3人がヒロインを務めた朝ドラ通算105作目。2007年後期の名作「ちりとてちん」を手掛けた藤本有紀氏によるオリジナル脚本で、ラジオ英語講座と3世代の女性による100年のファミリーヒストリーを描いた。

 初回16・4%は歴代5番目の低い滑り出しだったが、最終回前日の7日には19・0%を記録。尻上がりに人気を獲得した。

 特に視聴者を引きつけたのが「ミステリー的な要素」(放送関係者)。序盤、上白石演じる初代ヒロインが失踪。その理由が明らかにならないまま物語が進み、他にも謎のシーンが散りばめられた。謎はクライマックスで次々に解決。インターネット上で「見事な伏線回収」と反響を呼んだ。

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2022年4月11日のニュース