「カムカム」最終話 番組最高の視聴人数で有終の美 109話は「NHKプラス」全ドラマ最多視聴数を記録

[ 2022年4月11日 16:13 ]

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でヒロインを演じた(左から)上白石萌音、深津絵里、川栄李奈
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 NHKは11日、最終回を迎えた同局連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の第109話が、同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」で、これまで配信した全ドラマのなかで最多視聴数を記録したと発表した。

 女優の上白石萌音(24)深津絵里(49)川栄李奈(27)の3人がヒロインを演じた、朝ドラ通算105作目の「カムカムエヴリバディ」。朝ドラ史上初めて3人がヒロインを務めた。2007年後期の名作「ちりとてちん」を手掛けた藤本有紀氏によるオリジナル脚本で、ラジオ英語講座と3世代の女性による100年のファミリーヒストリーを描いた。

 本編最終回の第112話(4月8日)の視聴人数は1783・8万人で番組最高を記録。また、アニー・ヒラカワがるいの母・安子だとラジオを通して明らかになった第109話は、「NHKプラス」の同時または見逃し配信で、視聴UB数が29・7万回を記録し、これまで配信した全ドラマのなかで最多視聴数となった。(ただし、108回~112回は見逃し期間が終了していないため、4月10日までの暫定値)

 また、「NHKオンデマンド」では、番組放送後2週間の各話の平均視聴数が連続テレビ小説の中で最多となった。

 最終回の平均世帯視聴率は19・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、第96話(3月17日放送)の19・5%を0・2ポイント上回り、番組最高を更新。有終の美を飾った。期間平均は17・1%。前作「おかえりモネ」の16・3%を0・8ポイント上回った。

 視聴スタイルの変化もあり、2020年後期「おちょやん」(番組最高18・9%)、21年前期「おかえりモネ」(番組最高19・2%)に続き、大台20%には3作連続届かず。それでも伏線回収が話題を集め、初回16・4%から上昇カーブを描き、最終回で3・3ポイント増となった。

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2022年4月11日のニュース