山本耕史 「鎌倉殿の13人」でせりふめぐる事実に驚き「ドラマで説明するべきですよね」

[ 2022年1月27日 21:00 ]

俳優の山本耕史
Photo By スポニチ

 俳優・山本耕史(45)が、27日放送のNHK総合「日本人のおなまえ」(木曜後7・57)にゲスト出演し、放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)の役名にまつわる事実に驚きを口にした。

 この日は同作に出演する中川大志とともに出演。自身がふんする三浦義村、中川演じる畠山重忠ともに平氏の出身であることを知らされると、山本は「自分たちがやっているんですけど、難しくて、こういうところで見ると、なるほどなってすぐにふに落ちる部分があって」とうなずいた。

 平氏はもともとは皇族だったものの、天皇や朝廷から姓を与えられて皇籍から外れた人たちの血筋。当初は姓と名前の間に“の”を付けるルールだったが、時代の移り変わりとともに混同され、天皇から与えられた姓を持たない人も、名字と名前の間に“の”を付けるケースがあったという。

 中川が演じる畠山は、与えられた姓ではなく、自分たちで名乗り始めた名字。名字をめぐっては、山本は撮影で体験したあるエピソードを披露した。「この間、そのシーンを(撮影した)。『相手の大将は誰だ?』と、今後(の登場シーン)なんですけど、『畠山重忠だ』と台本上に(載っていた)。そしたら、時代考証の方が来て、『“の”を入れて下さい』と」。せりふとしては「はたけやまの・しげただ」と読むよう指導されたという。

 山本は「あ、そうだったって思ったんですけど、ただそれが決まりだと思ってたんですけど、そのへんが僕も…。今それを聞いてなるほどなと思って」と合点がいった様子。さらに「それ、ドラマでちゃんと説明するべきですよね」と訴えた。

 番組を通じ、“の”について学びを深めた山本。だが、役作りとすり合わせると、若干の後悔も口にした。「僕の役がちょっと斜に構えた役で、あまり人をたたえる役じゃないんです。そこ(せりふ)に“の”が入ることによって、丁寧語に感じちゃったんですよ。でもその話を聞くと、むしろなかった方が、義村っぽかったんじゃないか?と、今ちょっと思いました」。すると、MCのフリーアナウンサー古舘伊知郎は「次回から時代考証の方と戦って下さい!」と山本をあおり、笑わせた。

続きを表示

2022年1月27日のニュース