さだまさし 35億円の借金抱えた過去…年間100回超えるペースでコンサート開催「日本を1年間で2周」

[ 2021年10月28日 15:15 ]

さだまさし
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 シンガー・ソングライターのさだまさし(69)が28日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)にVTR出演。20代の時に35億円もの借金を抱えた過去を明かした。

 「関白宣言」のヒットから2年後の1981年に中国を舞台としたドキュメンタリー映画「長江」の監督に挑戦。およそ5億円の興行収入を記録したものの、さだは「映画は当たったんですけど、元がかかりすぎて借金をしたんですね」と告白。中国軍のヘリを使って空撮するなど撮影にお金がかかってしまい、28歳の時に、利子を入れると総額35億円の借金を抱えたという。

 自己破産をすすめられるも、さだは返済を決意。「元々、そんなお金があった中で生きてきたわけじゃないので…『これ無理だよ』ってスタッフに言われたけど、『じゃあ、本当にダメになったら諦めるから、本当にダメになるまでとりあえず走らせて?』ってスタッフに頼んで」と話し、「『つらいよ』って言われたんですけどつらいね」と当時を振り返った。

 借金を抱えた中での音楽活動は過酷な道のりだったといい、「僕は1人でやってませんから、会社も持ってますしコンサートのスタッフがいますし、バンドがいますからみんなの生活を僕は支えないといけないじゃないですか」と説明。「お金入ってきたからっていって、僕が先に取るわけにはいかないんで。まず、みんなが取って残ったら回してっていう状況が長く続いたんですけど、(お金は)残らないですよね」と苦しかった状況を思い返した。

 その後、年間100回を超えるペースでコンサートを開催し続けたさだ。「コンサートでしか、僕は他にお返し出来る方法がなかったんで。1番すごい時は日本を1年間で2周しましたね」と当時を回顧。そして、映画の公開から30年経った2010年に見事、借金を完済したと明かした。

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2021年10月28日のニュース