志らく「アベノマスク」など115億円分が倉庫に「今後どうするかってことを具体的に言ってくれないと」

[ 2021年10月28日 12:00 ]

落語家の立川志らく
Photo By スポニチ

 落語家の立川志らく(57)が28日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。「アベノマスク」と呼ばれた全世帯向けを含め、新型コロナウイルス対策として国が調達した布製マスク約8300万枚(約115億円相当)が配布されずに倉庫で保管されていたことに言及した。

 新型コロナウイルス対策として国が調達した布製マスク約2億8700万枚を会計検査院が調べて判明した。倉庫に保管されているのは調達量の3割近くに相当し、アベノマスク約400万枚が含まれる。昨年8月~今年3月の保管費は約6億円に上っている。磯崎仁彦官房副長官は27日の記者会見で、大量の保管状況を問われ「施設向けを一律から随時配布に見直した。調達に問題があったとは考えていない」と説明。余剰マスクの今後の活用は「必要に応じて検討したい」と述べた。

 志らくは「官房副長官の言葉で、当時は適切だった。たしかに誰も分かんなかった。布マスクで効果があるとみんな思ってたから。分かるものだけに投資するんじゃない、分かんないもんだって投資しなくちゃいけないから当時はしようがないことではあるんだけれど、その後ですよ」と指摘。「当時、適切だったから今も許しては適切じゃない。今後どうするかってことを具体的に言ってくれないと税金の無駄遣いで批判されてしまうのは致し方ないですよね」と言い、「(保管費は)今で6億だから、まだどんどんかかるわけだから早急になんとかしないと」と自身の見解を述べた。

続きを表示

2021年10月28日のニュース