金子恵美氏 「アベノマスク」など115億円分が倉庫に「無駄にしてほしくないというのが国民感情では」

[ 2021年10月28日 08:49 ]

金子恵美氏
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 元衆院議員の金子恵美氏(43)が28日、フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。「アベノマスク」と呼ばれた全世帯向けを含め、新型コロナウイルス対策として国が調達した布製マスク約8300万枚(約115億円相当)が配布されずに倉庫で保管されていたことに言及した。

 新型コロナウイルス対策として国が調達した布製マスク約2億8700万枚を会計検査院が調べて判明した。倉庫に保管されているのは調達量の3割近くに相当し、アベノマスク約400万枚が含まれる。昨年8月~今年3月の保管費は約6億円に上っている。磯崎仁彦官房副長官は27日の記者会見で、大量の保管状況を問われ「施設向けを一律から随時配布に見直した。調達に問題があったとは考えていない」と説明。余剰マスクの今後の活用は「必要に応じて検討したい」と述べた。

 金子氏は「余剰な上に使われていない、実際に届いても使ってない方もいらっしゃった状況だとは思いますけれども、ただ当時マスクの需要が高まっていたので、とにかく必死に当時できることを、調達するためにメーカーにもつくってもらったりして用意したものだとは思う」としつつ、「見通しができなかったところがあってこういう事態になったわけです」と指摘。その上で「この期に及んでは、これを有効利用できる方法がないのか手立てを考えることですよね。無駄にしてほしくないというのが国民感情ではないかと思います」と自身の見解を述べた。

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2021年10月28日のニュース