巨人・山崎伊織 開幕2軍スタートも「いつでも自分は投げれるぞって」 7回1失点で今季初勝利

[ 2023年4月19日 21:09 ]

セ・リーグ   巨人5―1DeNA ( 2023年4月19日    佐賀 )

<巨・D>マスコットたちに囲まれ祝福される吉川(左奥)と山崎伊(右奥) (撮影・西川祐介)
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 巨人の3年目右腕・山崎伊織投手(24)が今季初登板初先発となったDeNA戦(佐賀)で7回4安打1失点と好投し、今季初勝利をマークした。

 プロ2年目だった昨季は開幕ローテーション入りを果たし、4月28日のDeNA戦(横浜)でプロ初勝利。最終的に5勝5敗1ホールド、防御率3.14の成績を残した。今季はキャンプ中に離脱して開幕2軍スタートとなったが、開幕ローテーション入りしていた6投手のうち新助っ人メンデスが故障離脱し、2年目右腕・赤星は不調で17日に登録を抹消されたばかり。やっと巡ってきた出番に見事好投で応えた。

 試合後のお立ち台で「凄いうれしいです…はい」と昨年9月7日のDeNA戦(東京D)以来224日ぶりとなるプロ6勝目に率直な言葉がまず口をついた山崎伊。「キャンプからちょっと出遅れてしまって、2カ月間、本当にトレーナーの方とか2軍のコーチの方々に凄いサポートしてもらいながら、やっと1軍で投げることができたので、感謝の気持ちと、自分自身、凄いまずは1勝できてホッとしてます」とかみ締めるように言葉を続けた。

 今季初登板が開幕17試合目となったが「焦らず、この時間を凄いいい時間にしないといけないと思っていたんで、本当に練習をイチから見直して。でも、いつでも自分は投げれるぞっていう気持ちでやってました」という24歳。2回に先制こそ許したものの、この最少1失点でしのいで7回を投げ切った。

 打順が回る7回の攻撃前、阿波野投手コーチに握手を求められた際にも打席へ向かう気満々だったように見えたが、この日の投球を振り返り「先制点を与えてしまったんですけど、野手の方々がすぐ逆転してくれて、また(捕手の)大城(卓三)さんとしっかり打ち合わせできて、凄い引っ張ってもらって、野手の方々に助けてもらいながら、何とか粘り強く投げることができたと思います」とうれしそうに口にした山崎伊。

 大声援を受けた佐賀について「凄い、いいところだと思います。ありがとうございます」と笑みを浮かべ、今後に向け「1試合1試合大事にしながら全力で戦っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」と呼びかけていた。

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