東洋大・細野晴希が“監督の一言”で154キロマーク スカウト「簡単には打てない」

[ 2023年4月19日 13:30 ]

東都大学野球 2部リーグ戦   東洋大3―2国士舘大 ( 2023年4月19日    等々力 )

自己最速まで1キロに迫る154キロをマークした細野(撮影・柳内 遼平)
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 東洋大が国士舘大に9回サヨナラ勝ち。2勝1敗で2カード目も勝ち点を獲得した。

 今秋のドラフト1位候補に挙がる東洋大・細野晴希投手(4年)は先発し、7回を109球で4安打2失点。直球、スライダー、カーブを軸に6三振を奪った。

 「乾コーチから5回まではピッチャーの仕事。6回からは27個のアウトに近づけるように1個ずつアウトを増やしていくという意識で投げろと言われているので、そういう意識で5回まで投げました。6回から1個ずつという思いでした」

 最終イニングとなった7回、ピンチの場面では東洋大野球部のスピードガンで、自己最速まで1キロに迫る154キロをマーク。最後の打者を153キロ直球で空振り三振。先発の役割を果たして降板し「(井上大)監督がマウンドに来て“全力でいけ”と言われたので“この回が最後なのかな”と思って全力で行ってやろうということで力を入れました」と振り返った。

 第2週を終えて2勝と上々のスタートを切った。東洋大の左のエース番号「14」を背負う大器は「一番の目標は優勝して一部に上がる。みんな分かっているので、そこに向かって一戦、一戦頑張っていきます」と言葉に力を込めた。(柳内 遼平)

 ▼楽天・後関昌彦スカウト部長 ボールが決まれば簡単には打てない。スライダーも大、小ある。簡単にストライクが取れれば幅も広がる。

 ◇細野 晴希(ほその・はるき)2002年(平14)2月26日生まれ、東京都八王子市出身の21歳。加住小2で野球を始め、東海大菅生中では軟式野球部に所属。東亜学園(東京)では1年夏からベンチ入りも甲子園出場はなし。東洋大では1年秋にリーグ戦デビュー。50メートル走6秒7、遠投125メートル。1メートル80、87キロ。左投げ左打ち。

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