落合博満氏 谷繁監督は中日オーナー案「(野村克也の)記録を破るまでは現役を続けたいと思う」

[ 2023年4月19日 17:05 ]

落合博満氏
Photo By スポニチ

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が19日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。新設の中日ゼネラルマネジャー(GM)として最初の仕事は新監督の選任だった。

 2013年10月9日、中日から落合氏のGM就任が発表された。

 落合氏はGMの仕事は「アメリカ(MLB)のGMとはまるっきり性格の違うもの。決定権はすべてオーナーが持ってたから。監督はゼロ」と明かした。

 谷繁元信捕手を監督に推薦したと伝えられたが、落合氏はそれを否定した。白井文吾オーナーから「谷繁を監督にしたいと思うけどどうだ」と持ちかけられた。

 「講演会で将来的には谷繁監督っていう目もあるかなって言ったのをオーナーが聞いてた」

 オーナーの中では決めていたようで、「2年契約でいいか」と聞かれたので、「2年じゃOKしないと思いますよ。2年で現役辞めて監督っていうのはムリだろう」と進言した。

 当時、谷繁は野村克也氏の持つ出場試合数のNPB記録「3017」に迫っていた。

 落合氏は「その記録を破るまでは現役を続けたいと思うんで、最低4年の契約年数なら口説き落とすことは出来るだろう」と伝えた。

 結果的には谷繁捕手兼任監督が翌14年に誕生し、15年には「3021」試合出場のNPB記録を樹立する。

続きを表示

この記事のフォト

2023年4月19日のニュース