落合博満氏 日米GMの違い「名前が一緒でも役割が違う」日本はすべてオーナーの一声

[ 2023年4月19日 17:15 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が19日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。新設の中日ゼネラルマネジャー(GM)時代に感じた米国との役割の違いを語った。

 落合氏は中日で経験したGM職の権限はMLBとはまるで違うと明かした。

 ドラフト会議に向けても担当者(編成部門)がいるため、「会議で話を聞く程度」だったという。

 最終的にドラフト1位指名選手を決めるのは「監督」で、スカウト部長と監督の意見が合わない場合の最終決断だけ落合氏に任された。

 「最終的には監督が欲しいのを獲りなさいってね」

 トレードに関しても相手球団がいらない選手を出したいという理由が多く、「利点になるものはほぼゼロに近かった」と明かした。

 落合氏は「米国のGMと日本のGMは名前が一緒であっても役割分担はまるっきり違うはず。すべてはオーナーの一声で決まるのが日本のスタイル」と説明した。

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