阪神・佐藤輝「前に飛んでくれてよかった」今季初適時打にも笑顔なし 手応えは「全然ないですけど」

[ 2023年4月19日 22:39 ]

セ・リーグ   阪神6―1広島 ( 2023年4月19日    甲子園 )

<神・広>6回、佐藤輝は左前適時打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 阪神の5番・佐藤輝が、今季出場15試合目にして初の適時打を放った。2点リードの6回2死二塁で右腕・島内に2球で追い込まれるも、4球目の外角154キロに反応。当てた打球は三遊間を破り、二塁からノイジーを生還させた。開幕から55打席目で生まれた今季の初タイムリーだった。

 「何でも良かったので、前に飛んでくれてよかったです」

 5回先頭では遠藤の直球に完全に詰まらされるも、舞い上がった打球が左翼線にポトリと弾む二塁打に。井上の右前打で三進し、坂本の犠飛で先制のホームを踏んだ。開幕戦以来のマルチ安打を記録し、打率を・191まで上昇させたが、本来の豪快な放物線はいまだに鳴りをひそめるだけに、試合後も笑顔はなし。「(手応えは)全然ないですけど、どんな形でも結果は結果なので、よかった。(広島に)3つ勝ちたい」と話し、クラブハウスへと引き揚げた。

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2023年4月19日のニュース