落合博満氏　中日GM就任も本当は球団社長のオファーだった「GMだったら年間契約で」

落合博満氏
Photo By スポニチ

　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（69）が19日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。中日ゼネラルマネジャー（GM）就任の背景を明かした。

　中日監督を退任して2年後の2013年、落合氏の携帯電話に中日の西川順之助元球団社長から着信があった。

　「（白井文吾）オーナーがぜひ話をしたい」

　9月に都内のホテルで会うと「球団に戻ってくれ」と懇願された。当初のポストは球団社長、もしくは球団代表だった。

　「年俸は最低これくらい」という話になって、社長や代表の役職では出せないということになり、GM職が新設された。

　落合氏はオファーが来た背景を「オーナーが孤立無援になっちゃったんじゃないのかな。オレを（監督）辞めさせるときにはそういう状況になっていたからね」と振り返った。

　「それが2年続いて話し相手もいなかったのが実情なんだろうと思うよ」

　白井オーナーに切望され、落合氏は中日球団へ戻ることを決めた。