4連勝の西武・松井監督 隅田の連敗が12で止まり「それが一番」 平良の抹消は「一度飛ばそうと」

[ 2023年4月19日 23:12 ]

パ・リーグ   西武3―2ソフトバンク ( 2023年4月19日    ベルーナD )

<西・ソ>勝利投手の隅田(左)の背中を叩き喜ぶ松井監督(中央)(撮影・久冨木 修)
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 西武が4連勝で5年ぶりとなる両リーグ10勝一番乗りを決めた。この勝利で首位のソフトバンクとはゲーム差なし。投げては2年目左腕・隅田知一郎(23)が今季3試合目の先発登板でソフトバンク打線を相手に6回を98球5安打3四球も1失点の力投を見せ、シーズンをまたいでの球団ワーストとなる連敗を12で止めた。昨年3月26日オリックス戦(ベルーナD)でプロ初登板初先発初勝利を挙げて以来389日ぶりの勝利で、待ちに待ったプロ2勝目となった。

 試合後に松井稼頭央監督(47)は、隅田に389日ぶりとなる勝利がついたことについて「それが一番だと思います」と納得の表情。「いやあナイスゲームでした」とソフトバンク相手に1点差を勝ち切り笑顔を見せていた。

 松井監督との主なやりとりは以下の通り。

 ――ナイスゲームでした。

 「いやあナイスゲームでした」

 ――隅田が389日ぶりとなる勝利。

 「それが一番だと思います」

 ――投球についての評価は。

 「非常に良かったと思います。しっかりとゾーンで勝負ができてね。カーブもチェンジアップも有効に使っていたと思いますし、粘りながらナイスピッチングだったと思います」

 ――隅田が勝利した意味合いは。

 「今日勝てたのは非常に大きいですし、チームにとっても非常に大きいですけど、隅田本人にとっても非常に大きい1勝になったと思います。次の登板に向けて本人も前向きにやっていってくれるんじゃないかなと思います」

 ――何か声は掛けたのか?

 「(6回を投げ切り)降板した時にナイスピッチングとは伝えましたけど、また改めて今日のことを聞きながら話しはしたいなと思います」

 ――本塁打で効果的に得点。

 「同点に追いつかれた中で中村が出てくれた中でマキノンがよくあそこを一発で仕留めてくれましたからね。そういう意味ではあそこの2点というのは非常に大きい2点だったと思います」

 ――4連勝で10勝一番乗り。

 「まあね。どうなんですかね。これも選手が本当に本当に頑張ってくれている結果だと思うし。その結果が積み重なってまずは10勝という一つのあれでしょうけど。また明後日から試合がありますのでカードの頭をまたしっかり全員で戦っていきたいと思います」

 ――若林の先制ソロについて。

 「あそこまで飛ばしましたからね。力あるなと思ってね。本人もうれしかったでしょうしね。隅田が投げた中でどの投手もそうなんですけど、まず先制点を取れたことは非常に大きかったと思うし。2番ですけど、ああいうふうに長打も打てる2番は相手にとっても嫌でしょうし、そこで足も使えるわけですからね」

 ――左脇腹は完治したので上げた。

 「大丈夫でしょうね。体は大丈夫だと思います」

 ――先発に勝ち星がついている。

 「もちろん先発に勝ちがつくというのが一番いいでしょうし、また先発が長い回を投げてくれていますからね。何とかそこでリードしたまま後ろにつなげていけるかももちろんあると思うし。まずは先発が粘り強く試合を作ってくれているのが一番だと思います」

 ――平良抹消は1回飛ばすため?

 「そうですね。初めての先発ですし3登板した中で一度飛ばそうというところだけです」

 ――救援陣は。

 「1点取られても3―2で勝てればいいと思うし、そこは何も気にしていないですけど。平井も佐藤もそうですけど相手に向かっていってどんどん攻めていってくれていますから素晴らしいピッチングをしてくれていると思うし。最後はマス(増田)でね。一つ締められたのでよかったと思います」

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