巨人・吉川尚輝 今季49打席目の待望1号は貴重な追加点となる2ラン 5戦ぶり先発起用の原監督も笑顔

[ 2023年4月19日 20:17 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2023年4月19日    佐賀 )

<巨・D>7回、今季1号となる2ランを放つ吉川(撮影・西川祐介)
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 巨人の吉川尚輝内野手(28)がDeNA戦(佐賀)で待望の今季1号となる2ランを放った。

 試合前まで打率.175と打撃不振。だが、この日は「8番・二塁」に入って13日の阪神戦(東京D)以来5試合ぶりのスタメン出場を果たすと、2回の第1打席で勝ち越しの左犠飛を放ち、今季2打点目。すると、2―1のまま迎えた7回だった。四球出塁の大城卓を一塁に置いての第3打席だ。

 1点リードでの7回、無死一塁。打席に入る前に大久保コーチから呼ばれ、何やら耳打ち。初球は送りバントの構えから打ちに出るバスターの様子を見せたが、2ボールからの3球目をファウルして送りバント失敗。だが、3ボール1ストライクとなった5球目、真ん中に入った142キロ直球を完璧に捉えると、打球は右翼席中段に突き刺さった。

 マウンドにいた佐賀出身の先発左腕・浜口はショックのあまり膝に手をついたまま、しばらく動けず。吉川にとって今季17試合49打席目で飛び出した待望の今季初本塁打に、グータッチで出迎えた原辰徳監督(64)も笑顔だった。

 吉川は今季から副キャプテンに就任。副キャプテンとして初めて放った一発は、今季初登板初先発で7回1失点と好投し、今季初勝利を目指す山崎伊織投手(24)にとっても大きな一発となった。

 ▼吉川 伊織(山崎)が頑張っていたので、何とか追加点をあげたかった。次の打者にいい形でつなごうとした結果が、最高の結果になってよかったです。

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