大谷翔平 ヤンキースタジアムで一発、エ軍2連勝 「球場外でお気に入りの過ごし方は?」の質問に…

[ 2023年4月19日 12:10 ]

ア・リーグ   エンゼルス5ー2ヤンキース ( 2023年4月18日    ニューヨーク )

試合後の囲み取材に応じる大谷(撮影・柳原 直之)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が18日(日本時間19日午前8時5分開始)、敵地ニューヨークでのヤンキース戦で「2番・DH」でスタメン出場。初回に先制2ランを放つなど3打数1安打2打点をマークした。チームは中盤にも追加点を挙げて5-2でヤンキースを下し、2連勝を決めた。

 投打同時出場した前日に続き2試合連続で2番起用。ヤンキースの先発右腕・シュミットとの対決は、初回の第1打席でスライダーをとらえて4号の右中間先制2ランを放った。打球速度は今季最速の116・7マイル(約187・8キロ)、飛距離は391フィート(約119・2メートル)、角度は今季最も低い19度。「良い結果になって良かった」と安どした。第3打席は打撃妨害で出塁し、今季初盗塁も決めて追加点をもたらした。「サードまで行けたのがまず。1アウト三塁の形を作れたのが、良かったかなと思いますし、いい形での、いいタイミングでの追加点があったので、攻撃的にはすごい良かったんじゃないかなと思います」と振り返った。

 昨季MVP争いしたヤンキースの主砲・ジャッジとの対決に大きな注目が集まった一戦。昨季62本塁打を放ちア・リーグMVPを獲得したジャッジの前で強烈な一発をマークし、これで打率は3割ちょうどとなった。

 また、この日ヤンキースタジアムでは、旧ヤンキースタジアム開場100周年記念試合として記念カードが来場者に配布された。ヤンキースは1913年からポログラウンドをジャイアンツと共用していたが、20年にベーブ・ルースが移籍して以来、ルース効果で観客動員がMLBで初めて100万人を突破。ヤンキースは新球場の建設を決めた。ゆえにこの球場は長年「ルースが建てた家」と呼ばれた。ベーブ・ルースと比較されることの多い大谷が、記念日に同球場では4本目、ヤンキース戦8本目となるアーチを描き「球場もきれいですし、ファンの人も熱狂的ですし。いつもたくさんお客さんが入って、きょうも楽しんでプレーできたかなと思います」と語った。球場外の過ごし方でお気に入りはと聞かれ「1回も出たことがないので分からないです」と答えて笑いを誘う一幕もあった。

 本塁打後のチーム恒例となっている兜をかぶる儀式については「もっとかぶれるように頑張りたいですし、また明日、明後日があるので、まず目の前の1打席1打席を大事にしながら、多く被れるように頑張りたいと思います」とし「チームの雰囲気もいいですし、初戦とれたのがまず大きいかなと思います。レッドソックス戦、初戦3試合を落としているので、昨日今日とまず連勝できているのは、また明日につながるんじゃないかなと思います」と意欲。

 東海岸での試合だけに天候や時差について「一番は睡眠ですかね。時差があるので、ここからまたすぐ戻りますけど、いつもだったら中地区挟んだりとかで、多少、緩い感じの、こんなにスケジュール的にタイトではないかなと思うんですけど、一番は睡眠じゃないかなと思うので、睡眠、いつ寝るかの準備を数日前からしっかり計画的にやる必要はあるかなと思います」と述べた。

 大谷は試合前に屋外フリー打撃に今季初参加。20スイング中、柵越えは推定飛距離140メートル弾など12本。最終3セット目は4連発で締めくくり、敵地ファンから大きな声援を浴び、手を振って応えていた。大谷がフリー打撃を行うのは、3月21日のWBC決勝の試合前以来。また、この日フィル・ネビン監督が試合前に取材対応し、大谷の次回登板は21日(同22日)の本拠地ロイヤルズ戦になると明言した。中3日でのマウンドとなる。

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