通算5勝13敗、防御率4・42の投手に6年総額71億円の価値はあるか？レッズが剛腕グリーンと契約延長

レッズのハンター・グリーン（AP）
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　シンシナティ・レッズがハンター・グリーン投手（23）と6年総額5300万ドル（約71億円）の契約延長で合意した。複数の米メディアが18日（日本時間19日）に報じた。

　2028年までの契約で、29年はチームに選択権があり年俸2100万ドル、オプションを行使せずバイアウトの場合は200万ドルを支払う。オプションが行使され、全てのインセンティブを満たせば、最大で9500万ドル以上になるという。

　グリーンは17年のドラフト一巡（全体2番目）で、今季は開幕投手にも選ばれた。剛速球が売りで、今季も直球の平均速度は99・2マイル（約159・6キロ）だ。しかしながらピッチングは安定せず、この2シーズンで通算28試合に先発して5勝13敗、防御率4・42の成績。17日（日本時間18日）のレイズ戦ではピッチャー返しの打球がワンバウンドで右足に当たり、脛骨の打撲で3回で降板した。

　レッズ球団は「オーナーに勝つ気がない」と地元ファンの怒りを買っており、17日の本拠地グレートアメリカンボールパークの観客数は7375人と2003年の開場以来最低だった。そこにこの契約延長のニュース。レッズは23年シーズン以降の契約が保証されている選手は一人もいなかったが、これでグリーンが唯一の選手となった。