DeNA石田 猛虎打線に7回1失点、1カ月ぶり4勝目「野手の皆さんのおかげ」 2回以降三塁踏ませず

[ 2022年8月11日 20:50 ]

セ・リーグ   DeNA4―1阪神 ( 2022年8月11日    横浜 )

<D・神>3回を投げ終え嶺井(左)と話す石田(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAの8年目左腕、石田健大投手(29)が阪神戦(横浜)で7回4安打1失点と好投。7月12日の広島戦(マツダ)以来1カ月ぶりとなる今季4勝目(2敗)をマークした。

 前回登板した4日の広島戦(横浜)は好投しながら降雨のため4回途中ノーゲーム。この日はそれ以来中6日での登板となったが「昨日、一昨日といい流れでチームが勝っていたので、その流れに僕自身も乗るだけだと思って全力で投げました」と連勝の波に乗り、順調にイニングを重ねた。

 初戦の今永、2戦目の浜口と両先発左腕が好投して連勝。3人目の左腕として「いいライバルですし、いい仲間なので負けられないという気持ちは常に持ってやっているので、まだまだ上を目指して頑張りたいと思います」と刺激も受けた。初回に自らの暴投で1点先制を許したものの、失点はこれだけ。その後は一度も三塁を踏ませず、7回まで投げ切った。

 味方打線も相手先発右腕・才木に6回まで佐野の14号ソロのみに抑えられたが、1―1で迎えた7回に女房役の嶺井が起死回生の決勝5号ソロ。嶺井は石田が前回3勝目を挙げた広島戦でも7回に貴重な追加点となる3号ソロを放っており、まさにバッテリーでつかんだ大きな1勝となった。6回には先頭・島田に右前打されたが、山本、ロドリゲス、佐藤輝を3者連続三振に仕留めて無失点に抑える圧巻投球。「三振はたまたま取れていると思うので、しっかり自分の思ったボールを嶺井さんのミットに投げ切ることが僕の仕事なので。いい形でアウトを取れて良かったなと思います」と落ち着いた表情で話した。

 嶺井の一発について聞かれると「うれしい気持ちですけど、その前に佐野キャプテンが同点ホームランを打ってくれて、僕にもいい流れを持ってきてくれたので、嶺井さんのホームランと佐野キャプテンのホームラン、そして野手の皆さんのおかげで今日勝てたと思います。ありがとうございます」とチームメート全員に感謝の言葉を口にした石田。その顔は晴れやかだった。

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