脇一潟西野球少年団 合同チームで大健闘 最終回に意地の反撃!

[ 2022年8月11日 14:19 ]

高円宮賜杯第42回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント3回戦   脇一潟西野球少年団(秋田)4―15熊谷グリーンタウン ( 2022年8月11日    神宮 )

3回戦で敗れた脇一潟西野球少年団の加藤昭太監督(左)と次男で主将の瑠晟
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 合同チームとして臨んだが序盤からリードを奪われる苦しい展開。それでも13点を追う最終6回に2点を返すなど意地を見せた。

 敗れたものの、全国の舞台で健闘したナインに加藤昭太監督(44)は「夢の神宮で戦えましたから。みんな悔しいと思うけど、満足もしていると思う」と話した。

 加藤監督の次男で主将の瑠晟(6年)は「楽しかった。神宮で試合ができてうれしかった」と笑顔を見せた。

 「脇一野球少年団」の7人と「潟西野球少年団」の5人による合同チーム。ユニホームもそれぞれのチームのものを着用してプレーした。

 少子化や野球人口の減少などで「なかなか選手が集まらない。このチームの下はもういないんです。2チーム合わせても、もう野球ができなくなってしまう…」と加藤監督。5年生以下は5人しかおらず、新入団の選手がいなければ試合ができない。指揮官は「一人でも多く入ってきてほしい」と願った。

 「潟西少年野球団」は男鹿市立美里小学校のチームで、同小学校はかつて市町村合併前は鵜木小学校だった。同小学校は元中日監督で3冠王3度の落合博満氏の母校。落合氏は小学校時代に野球を始めており、同チームのOBといえる。

 偉大なOBがいる歴史あるチーム。ぜひ新たに選手が加入して、みんなが笑顔でプレーできることが願いだ。

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2022年8月11日のニュース