【甲子園】高松商 イチロー氏の金言を胸に初戦突破 2打席連発の浅野「最後までしっかりやっていこうと」

[ 2022年8月11日 14:02 ]

第104回全国高校野球選手権大会・2回戦   佐久長聖4-14高松商 ( 2022年8月11日    甲子園 )

<佐久長聖・高松商>5回、ソロを放った高松商・浅野(撮影・藤山 由理)
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 3大会連続22回目出場の高松商(香川)が、4年ぶり9回目出場の佐久長聖(長野)を14-4で下し、昨年に続く初戦突破を決めた。 1球速報

 高松商は高校通算64本塁打を記録していた今秋ドラフト上位候補の1番・浅野(3年)が2打席連続でホームランを放つなど、16安打14得点の大勝。浅野の本塁打数は試合前の時点でPL学園・清原和博の高校通算と並んでいたが、初戦であっさりレジェンド超えを果たした。

 浅野は2打席連発について、「ホームランを打ちたい思いはあったんですけど、狙って打ちたいとは思っていなくて、ヒットを狙った延長線上の結果で良かった」と笑み。“清原超え”については、「活躍している選手なので、その選手の記録を抜けて嬉しい気持ちはあります」と素直な思いを口にした。

 チームは昨年12月、イチロー氏(48=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)から指導を受けた。21年夏の甲子園大会3回戦で、20年12月にイチロー氏の指導を受けた智弁和歌山と対戦して敗退。試合後、長尾監督が「うちにもイチローさん、来てほしいですね」と話したことがきっかけで実現した。イチロー氏のキャッチボールの相手を務めるなど刺激を受けた浅野は学んだことについて、「最後までしっかりやっていこうと。全力で気が緩むことなくできました」と口に。「“全力の中で形を作る”というのを教えてもらって、普段の練習から全員ができている。この夏も県大会から全員が全力で挑めていると思います」と成果を強調し、“恩師”に勝利を届けられたことを喜んだ。

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2022年8月11日のニュース