学童野球の甲子園で中条ブルーインパルス・服部が完全試合 53球で見事達成

[ 2022年8月11日 13:20 ]

高円宮賜杯第42回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント3回戦   中条ブルーインパルス(石川)2―0旭稜野球少年団(北海道北) ( 2022年8月11日    駒沢オリンピック公園総合運動場硬式野球場 )

<中条ブルーインパルス・旭稜野球少年団>中条ブルーインパルスの服部はコントロールがさえ、53球で完全試合を達成
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 中条ブルーインパルスの服部成(なる)投手(中条小6年)が完全試合を達成した。6イニング(今大会から規定で6回終了)、打者18人と対戦してゴロ8、飛球9、三振1。打たせて取る投球の真骨頂といえる内容で、走者を一人も許さず53球で試合を終わらせた。

 「四球を出さないという目標を立てていて、それに守備が応えてくれたので、うれしいです。こういう記録は初めて。緩急でストライクが取れたり、相手を詰まらせたりできたのが良かった」

 学校がある津幡町に隣接するかほく市出身のヤクルト・奥川を「コントロールという面でちょっと意識している」という右のエース。3年生の頃はストライクが入らず、一度捕手に転向して5年生から投手に戻った。「キャッチボールからしっかり胸に投げることを意識して、コントロールが良くなった」。努力が全国の舞台で花開いた。

 最終6回は1死から三塁線を襲う痛烈なゴロを三塁・伊藤玲温(中条小6年)が好捕。最後の打球も内外野の間に落ちそうな飛球を遊撃・綿貫優雅(大徳小6年)ががっちり抑えた。綿貫は「5回ぐらいから完全試合と分かって、めちゃくちゃプレッシャーがかかっていた。(打球が)飛んでくるなと思っていた」と笑い、「球が走っていたので、今日はあるかな?と思っていた」と服部を称えた。

 チームは3度目の出場で初のベスト8進出となった。

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