長曽根ストロングス 連覇へ快勝発進!主将でエースの山口 4回1失点のち球宴再登板「楽しかった」

[ 2022年8月11日 05:30 ]

高円宮賜杯第42回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント2回戦   長曽根ストロングス4-2 多賀少年野球クラブ ( 2022年8月10日    神宮 )

力投し勝利に貢献した長曽根ストロングスの山口主将
Photo By スポニチ

 神宮など都内の計7会場で2回戦16試合が行われた。前年度優勝の長曽根ストロングス(大阪)は、主将兼エースの山口寛太(6年)の活躍で、18、19年覇者の多賀少年野球クラブ(滋賀)に4―2で快勝。連覇&8度目の大会制覇へ第一関門を突破した。東16丁目フリッパーズ(北海道南)、越前ニューヒーローズ(福井)なども3回戦に進出した。

 2点差に追い上げられた6回2死一塁。先発で4回1失点に抑え、ピンチで3番手として再登板した山口は重圧を歓迎していた。「楽しかった。こういう場面は好きです」。4番を二飛に仕留め試合終了。仲間とタッチを交わした。

 2回戦屈指の好カード。3回の5安打3得点が連覇に懸けるナインの集中力を証明していた。「絶対走者を還したかった。みんながこの試合の大切さを知っていたから」。先制の中前2点打を放った4番・岡田大我(6年)が胸を張る。3番として四球を選び好機を広げた山口は「みんなのテンションを上げられた」と満足そう。熊田耐樹(たいき)監督も「全国制覇を狙えるチーム。だからこそ一戦一戦を大切に」と手綱を締めつつ、先を見据えた。

 ヤクルト・山田に憧れる主将兼エースの山口。昨年は新潟開催で頂点を味わったが、2年連続日本一へ突き進む山田が主戦場とする神宮で活躍できたことが、何よりうれしかった。(伊藤 幸男)

続きを表示

この記事のフォト

2022年8月11日のニュース