日本ハム今季2度目の引き分け 今季最多9人「マシンガン継投」新庄監督「投手陣がよく頑張ってくれた」

[ 2022年8月11日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム2―2西武 ( 2022年8月10日    札幌D )

<日・西>先発の上原は7回2失点(撮影・高橋茂夫)
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 今季2番目に長い4時間49分の死闘。2試合連続サヨナラ勝利はならなかった。それでも簡単には負けない粘り強さが今の日本ハムにはある。前夜に近藤の逆転サヨナラ3ランで勝った勢いそのままに、2点ビハインドを追いつき、今季最多9人のマシンガン継投で引き分け。新庄監督は広報を通じ「ピッチャー陣がよく頑張ってくれたね!」と称えた。

 先発・上原が中盤まで毎回のように走者を背負い「テンポも悪く、とても苦しい投球」と振り返る内容ながら7回2失点。何とか試合をつくって最低限の役割を果たすと、その後は新庄監督が8人の救援陣をつないで相手の反撃を封じた。

 2―2の8回は1死満塁の大ピンチで4番手・玉井が好救援。内角直球で栗山を見逃し三振に仕留め、中村は得意の内角シュートで詰まらせて二ゴロに打ち取った。「そこ(回の途中)でいけるのが僕の強み。後悔しない球を投げ込もうとマウンドに上がっている」と大きく息をついた。

 攻撃では延長10回2死二塁から7回に同点の適時二塁打を放っていた今川が積極走塁を見せたが、あと一歩でサヨナラ勝利はならなかった。上川畑の二遊間への内野安打で二塁走者として一気に本塁を狙うも憤死。新庄監督がリクエストを要求したものの判定は覆らなかった。引き分けを挟んで3連勝を狙う11日の西武戦に向け、指揮官は「明日はナイター後のデーゲーム。楽しいゲームを見せるために今日は早く帰って寝る!!!」と新庄節で締めくくった。(東尾 洋樹)

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2022年8月11日のニュース