エンゼルス・大谷、米で高まる30歳以降も先発二刀流の期待 リリーフ転向予想多数も

[ 2022年8月11日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス5ー1アスレチックス ( 2022年8月9日    オークランド )

<アスレチックス・エンゼルス>3回、大谷はブライドを空振り三振に仕留め日米通算1000奪三振を達成(撮影・大森 寛明)
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 米国では、エンゼルス・大谷は30代以降も二刀流を続ける場合、投げる方はリリーフに転向すると予測する人が多い。しかし、ここ2年の著しい進化を見ると、35歳くらいまでは先発を続けられるのではと期待する。近年は高感度カメラと詳細なデータで投球の物理的な分析が深まり、大谷も駆使して進化を遂げたからだ。

 カブスのトミー・ホットビー投手コーチは「今はデータを基に軌道や回転軸を科学的に微調整できる。これまで投手は感覚に頼るしかなかったが、現代では感覚+科学で自身の球種をデザインできるようになった」と証言する。今季はサイ・ヤング賞候補の一人にも挙がる。リリーフに転向させるのをためらわせる、投球の幅の広さ。年齢を重ねることで体力面の懸念はあるものの、投球の進化は底を見せていない。(奥田秀樹通信員)

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2022年8月11日のニュース