エンゼルス・大谷 20勝&20本塁打か、本塁打王&サイ・ヤング賞か― 次なる偉業に期待膨らむ

[ 2022年8月11日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス5ー1アスレチックス ( 2022年8月9日    オークランド )

<アスレチックス・エンゼルス>2回、二塁のタッチプレーでリプレー検証を要求するエンゼルス・大谷(撮影・大森 寛明)
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 これまでも何度か書いたが、日本ハム時代から担当9年目にして、いまだにエンゼルス・大谷の性格がつかめない。いや、正確に言えばつかませてもらっていない。

 今季2度目の米国出張。球宴前に現地入りし、あいさつに向かうと真顔で「うっす!」と会釈されただけで、全く会話を広げることができなかった。それなりに落ち込んだものだ。

 そうかと思いきや、今季初の1試合4三振を喫した8月5日の試合後。クラブハウスの入り口で立っていると、トレーナー室から戻ってきた上半身裸の大谷に後ろからタックルされた。不意打ちによろめくと、そのまま前方に駆けていった大谷は顔だけこちらを振り返りニヤリ。てっきり落ち込んでいるかと思ったので、驚いた。

 ただ、一つだけ予想通りだったことがある。試合後のクラブハウスで、記念の本塁打球や勝利球に話題が及んだが、全く興味を示していなかった。過去の栄光に執着せず、前だけを見つめていた。次のターゲットは20勝&20本塁打か、本塁打王&サイ・ヤング賞か。この男ならば、どれも不可能とは思わない。(柳原 直之)

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2022年8月11日のニュース