DeNA牧「何とか点を取ろうと」V二塁打で三浦政権初の貯金2&本拠地10連勝導いた

[ 2022年8月11日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA3―0阪神 ( 2022年8月10日    横浜 )

<D・神>8回、適時二塁打を放った牧(撮影・島崎 忠彦)
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 大きな壁を越えた。DeNAの三浦政権2年目で初の貯金2と、7月20日以来の2位再浮上をもたらしたのは4番・牧だった。

 「2死からつないでもらい、何とか点を取ろうと。いいところに飛んでくれた」

 0―0の8回2死一、二塁。伊藤将の142キロの直球を左越えへ先制二塁打。敵失で三進し、ベンチに向かって両手を挙げた。8回無失点の浜口の好投に応えて均衡を破り、15年以来7年ぶりの本拠地10連勝となった。

 4月にチーム内で新型コロナの集団感染があり、6月26日の広島戦終了時は借金9を抱えていた。現在も大和、蝦名ら主力がコロナ禍で自主隔離中。大和と自主トレをともにした牧は電話で「頑張れ」とエールを送られて発奮材料とし、8月の7試合で打率・357(28打数10安打)と好成績を残している。

 3月に発足した「長野県牧秀悟後援会」が9月に企画していた「ハマスタ応援ツアー」も、コロナ禍で中止。2年目の主砲は、自らのバットで勝利を届けることで地元に感謝の気持ちを伝えている。

 三浦監督は牧の活躍に「今さら言う必要がないし、みんなで粘り勝った」とご満悦。主役となった背番号2は「これからも上を目指すしかない」と8ゲーム差で追う首位・ヤクルトに照準を合わせた。(大木 穂高)

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