丸「ピッチャーが苦しい時は野手が、野手が苦しい時はピッチャーが」と助け合い強調 V2ラン含む4打点

[ 2022年7月18日 22:08 ]

セ・リーグ   巨人10―8ヤクルト ( 2022年7月18日    神宮 )

<ヤ・巨>ヒーローインタビューを終えポーズを決める丸(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の丸佳浩外野手(33)が両軍合わせて7本塁打を含む30安打という壮絶な打ち合いとなったヤクルト戦(神宮)に一振りで決着をつけた。

 「3番・中堅」で先発出場。8―8で迎えた9回だった。先頭・北村が中前打で出塁し、無死一塁で入った第5打席。この回から5番手として登板していた相手守護神・マクガフがカウント1―1から投じた3球目だった。外角スプリットを叩くと、打球は右翼スタンドへ突き刺さった。

 中15日と間隔が空いたマクガフの不安定な立ち上がりを捉えた勝ち越し2ランは、16日の広島戦(東京D)で相手先発右腕・森下から7回に右越え18号ソロを放って以来2試合ぶり。ヤクルト戦ではチーム別最多、今季4本目のアーチで、個人的にも7年連続20本塁打に王手をかけた。また、降板後ではあったものの、同学年でもあるエース菅野が先発した試合では今季5本目の一発でもあった。

 連敗を5で止める劇的な勝利を飾った後、敵地でのヒーローインタビューに臨んだ丸は「いや、本当にここ最近苦しいゲームが続いていたので、何とかきょう、カードの頭を取れるように頑張ってたんですけど、本当に勝つことができて良かったです」と第一声。2本の適時打を放った後、9回に飛び出した決勝2ランについては「非常に素晴らしいピッチャーなので何とか後ろにつなごうという気持ちを持って入ったんですけど、本当に失投を一振りで仕留めることができたと思います」と振り返った。

 そして、「まだまだ残り試合もたくさんありますし、ここ最近、さっき言ったように苦しい試合が続いていたので、またピッチャーが苦しい時は野手が、野手が苦しい時はピッチャーが、助け合っていけるように今後も戦っていきたいと思います」と丸。「きょうも本当に暑い中、たくさんの声援を送っていただいて本当に感謝しています。9連戦もあと2試合ですけど、残り2試合、全部勝てるように、きょうのようにチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。また応援のほう、よろしくお願いします。ありがとうございました」とファンに感謝しつつ、変わらぬ応援を呼びかけていた。

 【菅野先発試合で放った丸の本塁打】
3月25日 ○4―2中日(東京D) 丸1号ソロ
5月26日 ●2―3オリックス(東京D) 丸9号ソロ
6月 2日 ○3―0ソフトバンク(東京D) 丸10号ソロ&11号ソロ
7月18日 ○10―8ヤクルト(神宮) 丸19号2ラン

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