履正社、新背番号1近藤の粘投で初戦突破 多田監督に夏初勝利贈る

[ 2022年7月18日 14:35 ]

第104回全国高校野球選手権大阪大会・2回戦   履正社8―1阿武野 ( 2022年7月18日    万博 )

<履正社・阿武野>夏初戦を7回コールド発信した履正社・多田監督(中央)(撮影・成瀬 徹)
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 打倒・大阪桐蔭を合言葉に、19年以来の全国制覇を目指す履正社が、7回コールドで初戦を突破した。今春から東洋大姫路の指揮を執る岡田龍生監督に代わって、4月に就任した多田晃監督(44)にとっても、夏の初勝利となった。

 履正社OBで仏教大を経て、岡田前監督の下でコーチ、野球部長を務めた多田監督は「夏はやはり独特。入りが難しかった。阿武野さんもいいバッテリーで、こちらが攻めあぐねた。反省点を次回に生かしたい」と春の大阪大会決勝で大阪桐蔭に2―3で惜敗した悔しさを、夏に晴らす意欲を示した。

 多田監督が「粘り強く投げた」と評価したのが先発した近藤拓海(3年)の投球。初回に1点を失ったが、2回以降は三塁を踏ませない投球で、コールド勝ちにつなげた。「夏に初めて1番をつけた。これまで後輩が1番だったので、負けないように走りこんだ」とエースのプライドを発揮。自己最速は148キロ。「これからも1人1人をねじ伏せる」と頂点をみすえた。

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2022年7月18日のニュース