巨人・原監督「ディフェンスの人たちのファインプレー」 重信の好ポジションは「よくぞあそこに」

[ 2022年7月18日 22:39 ]

セ・リーグ   巨人10―8ヤクルト ( 2022年7月18日    神宮 )

<ヤ・巨>スタンドに向かって手を振りながら引き揚げる原監督(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 巨人は両軍合わせて7本塁打を含む30安打が飛び交ったヤクルトとの壮絶な打ち合いを10―8で制し、今季2度目のワースト連敗を5でストップ。最大11あった貯金を吐き出して4年ぶりの借金4を抱えていたが、借金3とし、4年ぶりの5位転落から一夜で4位に浮上した。

 巨人の2桁得点は今季5度目でヤクルト戦は今季3度目。9回に決勝の19号2ランを放ったほか適時打2本も放って3安打4打点と活躍した丸を筆頭に打ち勝ったが、守備も光った。

 6―4で迎えた3回だった。先発右腕・菅野が先頭のサンタナに左越え5号ソロを浴びて6―5と1点差に迫られ、なおも2死一塁。ここで初回の第1打席で右前打を放っている相手先発左腕・石川の打球は左前に落ちてもおかしくない打球を放った。だが、全力で前進してきたウォーカーはこれを落下直前にダイビングキャッチ。グラブの先からこぼれそうになったボールを最後まで離さず捕球してこの回の3アウト目をものにした。

 さらに7―8と1点差に迫られ、なおも続いた1死一塁でオスナが左中間に放った大きな飛球に、この回から左翼の守備に入っていら重信が中堅寄りの左中間でキャッチ。抜けていれば大量失点に結びつきかねない場面を好ポジションで救う場面もあった。

 その場面について、巨人の原辰徳監督(63)は「いやあ、あれは僕の中で少し寄りすぎかなと思ったんだけど、守備コーチを含め慎之助含めてね、ディフェンスの人たちのファインプレーだと思いますね」と絶賛。亀井コーチと阿部コーチが指示したのかという問いには「そうですね、そうですね。おお、だいぶ寄っているなあという感じはしたけどね、そこは信頼ですから。よくぞあそこにいたという。やっぱり根拠はあったはずですね」とうれしそう。その後、この回に追いつかれはしたものの、守備でのビッグプレーとなった。

 【巨人の今季2桁得点】
4月12日 ○10―4DeNA(那覇)
6月 3日 ○10―3ロッテ(東京D)
6月25日 ○19―5ヤクルト(神宮)
6月26日 ●10―11ヤクルト(神宮)
7月18日 ○10―8ヤクルト(神宮)

続きを表示

この記事のフォト

2022年7月18日のニュース